昨日のエントリーの最後に書いた、霞ヶ関官庁の出勤簿の出し入れの操作と言う犯罪について補足するのであります。
この犯罪は、あの社保庁の歴史的犯罪をも上回るものであるにもかかわらず、メディアも沈黙するきわめて悪質な犯罪であるのであります。メディアに報じられないから、誰も知らない。当の官僚でさえ犯罪を犯している認識すらない、とんでもない犯罪であります。
で、本題。丸の内線と日比谷線。霞ヶ関駅に朝の9時、地上出口にたって見渡してみてください。ぞろぞろと次から次へと公務員と思しき人間が地下からわいて出てきて、官庁に出勤する姿を目撃することができる。
これが9時半、ぴたっと人の流れがなくなるのであります。まるで出勤時間が9時半であるかのように。
官庁の職員は、いまだに出勤簿、退勤簿と言う黒の表紙と背表紙にはさまれた名前の書かれた紙に朱肉の印鑑を押すことで、出勤退勤を毎日届けているのであります。
基本的に朝の出勤時間が9時であるとすると、出勤簿は朝9時を過ぎると職員により片付けられ、以降は遅刻扱いになるのであります。
ところが、労使の秘密協定で、これが9時半までそのまま置かれているのであります。そうするとどうなるか。9時半まで遅刻扱いにならないばかりか、事実上の出勤時間が9時半となるのであります。
退勤も、まったく同じことが行われているのであります。5時が所定の退勤時刻とすると、退勤簿は4時半に出されて出口近くのテーブルの上に置かれている。
朝と夕方、合わせて1時間、公務員の労働時間が短く設定されてしまっているのであります。
霞ヶ関に何人の職員がいるのか調べれば分かると思いますが、例えば1万人いるとすると、彼らの給与が時給換算で3千円、掛ける1万人。毎日3千万円の不正なサボタージュが行われている。月間6億円、年間72億円であります。
もちろん、これは1万人に限った話でないことは、明らかであり、何十年にもわたる慣行であることから、国民の受ける損害は優に数千億にも及ぶ国家的大犯罪であるのであります。
これを読んで証拠を出せと言われるなら、9時に官庁に行けばよろしい。職員がせっせせっせとはんこを押す姿を目撃できる。そう言うことであります。
もういいかげん、こう言うウソ八百の世界をやめにしませんか? KAI