党名は「新民主党」だそうです週末テニス

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なるほど、政局ってこう動くんだと、よく見えてきました。

菅と小沢、民主党の代表になってほしいのはどっちと訊かれればもちろん菅に入れるしかないと言うのはわかるけれど、だからといって菅にこのまま総理を続けてもらいたいと言うわけではないんですけど。なんとかしてこの経済音痴を首相の座から引き摺り下ろさなければ、この未曾有の危機にある日本は救えない。

もう少し使える男かと思ったけど、全く見当外れもいいとこであったと言うのが、小沢の菅に対する気持ちでしょう。

さてどうするか。

小沢の、この1週間の雲隠れ。この線、濃厚と言わざるを得ないのであります。民主党の代表選前に、一気であります。
予測は楽し(6)

このまま無投票で菅続投の流れが変わらなければ、ここに書いたとおり、代表選前に政権丸ごと持って党を出るしかない。

これを変えたのが、鳩山の小沢支持表明。

政治とカネの問題がついてまわる小沢にとって、万が一のときに頼れる人物が鳩山。党を割ったあと万一があっても鳩山であれば後を托せると言うわけであります。

これで、すべての条件がそろっての出馬表明。勝っても負けても「政権」を手放す心配がなくなった。

■小沢が勝てば、みんなの渡辺喜美を総理にした連立。

■小沢が負ければ、鳩とともに党を割って自民との連立で、総理は舛添要一。
メッセージ

菅支持派の人々は、まったく勘違いしている。たとえ小沢に代表選で勝っても、首相のままでいられるわけではないのであります。小沢は間違いなく鳩山と出て新党を作る。

もちろん新党の名前は、「新民主党」。

とりあえず、自民および派生政党との連立。首相は、上に書いたとおり、舛添。

小選挙区制では、小沢は党を割らないと思っている人は、まことにもって甘い。

来年3月、衆議院を解散して総選挙に持ち込むのであります。もはや単独で政権を維持する力を失ってしまった自民党との選挙協力で、野党となった旧民主党を徹底してつぶしにかかる。しかして、ここにまた新民主党と自民党による2大政党制への模索が始まるのであります。

いまの民主党支持者は、どう考えるのか。

政権を握ってこその民主党であります。小沢にこれを持っていかれては、もはや「旧民主党」を支持する理由は、ない。

小沢の政治とカネ問題はどうなるか。強制起訴ありなしにかかわらず、連立相手は当然これを問題にする。ここで小沢は、一歩も二歩も譲歩して、証人喚問にも応じるのであります。しかし、この問題もこれまで。与党に返り咲いた自民党にとって深追いは禁物であります。

さて、これらはすべて、小沢が代表選で負けるとしたらのお話。勝てば、参議院の過半数をねらって連立を組むのは間違いない。連立相手は当然、小沢の譲歩を条件に、みんな。渡辺喜美首相の誕生であります。菅を支持したグループは党を離れることもあたわず、3年後の総選挙まで冷や飯をくわされることになるのであります。

こう考えると、まだまだ可能性がでてきた。もちろんGDPギャップ解消に向けた手が打たれる期待は、ゼロ。それでも、小沢の政治主導の名の下に再び利権構造の組み換えが起きる。拭いがたい閉塞感が、これで解消されるわけではないけれど、ただただ、これで、国民が怒ることを期待するしかない。

もういいかげんにしろ!

国民が本気で怒るのを、待つしかない。

こちらもいったいいつまで続く炎熱テニス。

耐えるを、知る。耐える人間、大きくなるのであります。

大きくなった結果は、土曜、6-7(8-10)、4-4。日曜、6-2、2-6、3-6、2-1。

神様の与える試練に、いまはただ耐えるのみ。 KAI