人間にとって、「身体性」の意味を理解できるかどうか、なんで重要なのかといえば、それは人と人とのコミュニケーションとは「言葉」ではなく「身体性」で成り立っているからであります。
51歳、現役医師、Dr.浅井は正真正銘のアマチュアプロレスラー(語義矛盾!)。Dr.浅井は、診療中の空いた時間の間も、トレーニングを欠かさない。
リングにあがっても、試合中に倒れたDr.浅井。AEDを使って無事危機脱出、デモンストレーションも忘れないのであります。
男の子だけではなく、女の子も、間違いなく、4の字固めは経験したことがあるはず。そしてこれをかけられたことのある人は、その痛さを忘れることはできないのであります。
コミュニケーションとは、すなわちこの「痛さ」であります。
もちろんこの「痛さ」の共有ですが、それだけではないのであります。この「痛さ」を与える「快感」の共有でもあるのであります。すなわち、人を投げ飛ばしたい、バックドロップをかましたい、と言う欲望を現実にかなえてくれる「快感」の共有なのであります。
これらの「痛さ」や「快感」が、コミュニケーションにおける「言葉」に重みを与えるのであります。
そうです、この「痛さ」が理解できないのが、民主党。
鳩山由紀夫、菅直人を始めとした方々に、まるで「痛さ」がない。
普天間の問題だけではない。消費税はもちろん、そもそもマニフェストからして、この「痛さ」を国民と共有できないし、しようともしないのであります。
この理由も、簡単に理解できるのであります。
野党時代の民主党。彼らの「言葉」の「身体性」とは、自民党と言う政権の存在にしかなかった。ありとあらゆる身体的「痛さ」は、自身の肉体ではなく、自民党にあったと言うわけであります。
これが政権党になって、すっかり狂ってしまった。
「言葉」すなわちマニフェストとは、誰のものでもないのであります。それは、自分自身の目標であり、自分自身の実現する「快感」なのであります。これがいまだに、自民党から、自分自身に切りかえれない。あいもかわらず10%消費税も、なんとまあ自民党案だとか。
少なくとも、昔の自民党には、マニフェストと言う「言葉」に、政権党である「身体性」、すなわち「利権」体質が明確にあった。この自民党と言う「利権」を否定しながら、既得権者の「利権」をうたうマニフェストは、自己矛盾も甚だしいのであります。
それにしてもであります。
少しながら、希望が見えてきた。
10%消費税。
まあ、いろいろ間の説明は抜きにして、民主党を奈落に落とせる可能性がでてきたのであります。国民にとってのコミュニケーションとは、まさに、「痛さ」であります。消費税のこれ以上の増税と言う「痛さ」を、国民が許すはずもありません。どんなかたちにせよ、参院選の争点が消費税になることは、願ってもないこと。
子ども手当てのために真剣に増税を考えています。
ぜひとも、こう連呼してほしい。
子ども手当てに関係ない人々は、民主はもちろん自民にも投票しない。万々歳なのであります。
やっと希望が出てきた、週末テニス。
こちらも「痛さ」と「快感」の、勝敗に一喜一憂。とはいかず、土曜、6-1、2-6、0-6、2-6、0-1と、あいかわらずネモトくんの一人勝ち。いつものY木さんが法事のため、替わりにイサカくんだから少々、と思ったけれど逆効果。「痛さ」の壁は、まさに高いのであります。
そして希望の日曜。のはずが12時になって、M田さんが現れない。M田さんが遅刻するなんて、いまだかって一度もない。やばい。ひょっとして先週から欠席を聞いていたかもしれない。凶事は重なるもの。携帯を自宅に忘れたようで、M田さんと連絡が取れない。(みなさんの携帯番号が共有化できていなかった!)
やむなく午前中のレッスンを終えて弁当中のコーチにお願いして、12時半から2時まで相手してくれるとのこと。よかった。それまで練習をして時間をつぶすもほどなくして、M田さんのベンツが到着。遅れると連絡をくれたそうですが、携帯は自宅。役に立たないのであります。
コーチに詫びて、さっそくゲーム開始。結果は、6-2、6-2、2-6、1-2と、やっとM田さんの連勝をストップ。もちろん「遅刻」が原因。ゲームの流れとは、ただその間だけ切り取れるものではないのであります。
同様に、それにしてもの、消費税。「快感」だけのマニフェストでしたと、素直に詫びればいいものを、ここにきて「痛さ」でもって取り繕う。参議院選挙への流れは、昨年の8月30日、すでに始まっていることが理解できない。
であるからして、やっと希望が見えた。安心して眠れるのであります。 KAI