予測は楽し週末テニス

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未来予測ほど、ちょっとスリルがあって、誇らしく、宝くじみたいに夢見るものは、ないのであります。

であるからして、人の予測にいちゃもんをつけるなんぞと言うのは、人の恋路をじゃまして馬にけられて死んじまえ、ではありますが、あえて異論を唱えざるを得ないのであります。

共同通信の取材。参院選についての見通しを訊かれる。
月曜にAERAのみなさんともその話をしたばかりである。
民主党は議席を減らすが、「大敗」というほどではないだろう。自民党はさらに議席を減らし、谷垣総裁の責任問題に発展し、党の分裂が進む。公明党も政権与党という条件がなくなったので議席減。「みんなの党」に多少議席をふやす可能性があるが、投票率が低いだろうから、「風が吹く」というような現象には達しないだろう。
「それ」の抑止力

こんなにすべてがすべて180度違うのもめずらしい。

民主党は、「大敗」し、自民党も議席は減らすものの離党者分で、谷垣総裁は続投。公明党はしっかり議席を確保し、「みんなの党」(だけ)が大躍進。もちろん投票率は軒並み高くなる。

なんでこうなるのか。民主党が「大敗」するのには、説明はいらない。あえて言えば、二人区で軒並み共倒れ。この意味でも二人区に2人候補に拘った小沢の責任は免れないのであります。いかに小沢が選挙下手か、もういいかげん気づけよ。

そして自民党。追い風は吹かないものの、二人区共倒れで漁夫の利の現状維持。当然谷垣の辞任はない。と言うか、今は誰も総裁なんかやりたくない。3年後にみな照準を合わせているだけではあるのですが。あと公明党。公明党の危機感は、けたはずれに大きい。いままでの自民党に遠慮していた分、やっと独自路線で本領発揮も、現状維持に変わりはない。

もちろん「みんなの党」が無党派層の受け皿になって、大躍進。

肝心の投票率。郵政選挙と反対の意味で、「風が吹く」のであります。

普天間で裏切られ、誰も認めたことのない郵政再国有化。これを無党派層が黙って見過ごすわけがないのであります。すなわち、民主への乾坤一擲「一撃の風」は、必ず大挙して吹くのであります。

そして、ウチダ先生。おまけか、なかなか面白いことをおっしゃっているけれど、これもまったく的外れ。

私はこのコメントを「不思議」だと思った。
アメリカ軍の抑止力や東アジア戦略のだいたいの枠組みについては、官邸にいたって専門家からいくらでもレクチャーが受けられたはずである。
しかし、そのときのレクチャーでは「分からなかった」ことがあった、と首相は言ったのである。
「抑止力の実態」について、首相は沖縄で米軍当局者から直に聞かされたのである。
聞かされて「あ、『抑止力』って、そのことなのね。あ、それは政権取る前は知るはずがないわ・・・」とびっくりしたのである。
「それ」の抑止力

核兵器だとおっしゃりたいのでしょうが、笑止。核抑止力に普天間は無関係。ICBMによって核の地理的制約は、とっくの昔からなくなっているのをご存じない。

なんでこんな初歩的ミスをなさるのか。きわめて興味深いテーマではありますが、これからサッカーのイングランド戦が始まりますので、これはまた後日。

さて、岡田ジャパン、いかなる活躍とあいなりますやら。

これを「予測」する上でおおいなるヒントになるのが、このエントリーであります。

遼も藍も、いままであまりにもこの世間と言う「他者」の期待を、意識しすぎてしまっていた。そんなとき、二人に対するメディアの関心が、潮が引くかのごとく、二人の周りから消えていったのであります。ここでようやく、二人は、「他者」の期待から自由になった。自由になって、やっとその意味を理解したのであります。
なぜ遼も藍も突然目覚めたのか

そうです、岡ちゃんは、期待されると負けるんであります。逆に期待されなければ、勝てる。

であるならば、このところの「期待外れ」路線は、絶対に維持しなければいけないのであります。もちろん本日のイングランド戦。「期待外れ」こそ、最高の結果なのであります。

無事、「期待外れ」のまま本選スタートなら、ベスト4も夢ではない。

こんな予測に、ちょっと「期待」して、週末テニス。

土曜、ダブルコーチ相手のハードテニス。結果は4-6、3-6、3-5と3連敗。原因はわかっているのであります。久しぶりにサコタくん、KAI相手にねこじゃれ(ネコがじゃれる)なんであります。まるで「予測」外の展開に、はてさて次なる作戦を考えるのであります。

日曜、O谷さんの替わりにイサカくん。6-1、3-6、2-6、2-5と、結果はM田さん4連勝。こちらは「予測」通りとはいえ、一番の若手であるM田さんを攻めきるだけの策なし。

勝負に勝つには、「予測」と「智恵」が不可欠なのであります。 KAI