津波はゆめゆめ侮ることなかれなのだよ週末テニス

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1日津波警報に大騒ぎしている日本列島。地上波の番組中の日本地図だけではなく、WOWOWの画面にまでずっとテロップがでていると、さすがに騒ぎすぎと言う意見に、ついつい同意しかけるけれど、それはまったくもって大きな間違い。

たかが30センチや60センチで騒ぎすぎと言う方々は、津波とは、サーフィンの波のような波頭の高さと勘違いされているのではないのでしょうか。

2004年スマトラ島沖地震による津波がホテルの中にまで押し寄せる映像を記憶されていれば明らかですが、ざぶんざぶんと波を被るようなそんななまやさしいものではまったくない。きわめて波長の長い波が海面上昇となって押し寄せ、あらゆる陸上物を飲み込んでいく。しかもこれが局地的広範囲に及ぶのであります。

現に今回の津波でも、1メートル程度でも床上浸水までの被害が出ている地域まであります。

もちろん気象庁の予報の精度への批判はあってしかるべきかもしれないけれど、津波に限って言えば、その警報そのものが軽視されることは、絶対にあってはならないのであります。

しかし、これがわからん方々がいる。

この理由は、簡単。海辺にいない人にとってはいつまでたっても所詮他人事。いや、当事者であっても第一波で、こんなもんかと帰宅を始めた人々、そもそも避難さえしなかった人々も、まったく同様。

日本社会に蔓延する、「想像力の欠如」。痛い目にあわないとわからない。

あらゆる事象が、テレビやネットの中の「仮想」の中の出来事。閉塞感の裏返しとしての、このおびただしいまでの現実感の喪失。

ただ、これがなぜか、マスメディアの報道姿勢が悪い、となって自らの問題として責任を取ろうとしないのは、政治の世界と双生児がごとく瓜二つ。

そして今日も、現実感を取り戻すためだけに、ただ人々は、雨の中の東京を走り続ける。

そしてKAIも、フィジカルな週末テニス。

土曜、前日からの大雨でできると思わなかったネモトくん。既に雨の止んだ10時になっても現れない。電話するとベッドの中。

1時間遅刻のダブルスの結果は、6-7(10-12)、1-1。タイブレークに10-12で敗れるも、ナイスゲームに、快感。

日曜。5-7、0-6、6-6と勝ちは取れなかったけれど、接戦が続いて、これまた快感。

人間と言う生き物は、リアルな現実の快感が、必要なんだよね。 KAI