例えば、正月三が日。昔は、どのお店も閉まっていて、街は閑散としていたものが、いまはそうではない。コンビニもスーパーも、休まず営業している。小沢に言わせれば「法律で決まっているわけではない」(笑)。
かように私たちの社会というものは、誰が決めたかわからない、各々のルールに従って廻っているように見えます。
この「各々のルール」は、警察のような公務員によって従うことを強制される、法律と言う名の公のルールに始まり、会社や町内会や仲間内のルールに至るまで、世の中雑多多様なルールにあふれています。
人のなにがしかの社会的行動と言うものは、この「各々のルール」のうちのいくつかに意識的、無意識的に従って行動した結果であると言うことは、まず間違いない真実であります。
そして、人々が、この法律以外の「各々のルール」を受け入れ、これに従うのは、これがすなわち「善なるルール」であるからであります。
ここで「ガン化」と書いたのは、人々が「善なるルール」ではなく、これとまったく反対の「悪なるルール」に従うことを意味しているのです。心を白紙にしてみて考えて、小沢の存在は今や明らかにガン化している。このガンが周りに次々と転移し始めた。今年の民主党は、このガン治療の成否が命運を決すると肝に銘じたほうがよい。
(2010年と言う年の意味を考える)
今朝のサンプロでの発言ですが、数少ない民主党の良心であった枝野でさえ、これです。民主党の枝野幸男衆院議員は10日の民放番組で、小沢一郎幹事長の政治資金管理団体の土地取得をめぐる疑惑について「捜査途中の供述が起訴、公判の前に報道されるのはおかしい。検察官には守秘義務がありリークだとしたら国家公務員法違反だ」と検察当局を批判。「政治家も人権はある。刑事事件の推定無罪もある。自らを防御する権利は認められないといけない」と小沢氏を擁護した。
また、枝野氏は「(違法かどうかの)法律的な話と、(国民に)説明を尽くした方がいい話を仕分ける環境ができないといけない。私が小沢さんの弁護士なら現段階で説明しろと言われても困る」と述べ、自民党が求めている小沢氏らの証人喚問に応じる必要はないとの認識を示した。
枝野氏は弁護士出身で小沢氏と距離を置く議員の代表格とされてきたが、近く首相補佐官に就任することが内定している。
(枝野氏が小沢氏を擁護 「証人喚問、現段階は困る」「政治家にも人権はある」)
転移は枝野だけではありません。大臣を辞任した藤井裕久しかり。彼もまた、これから始まる通常国会の予算委員会で余計なことをしゃべるなと、「悪なるルール」に従ったまで。大臣でなきゃ、委員会に出る必要がない。
「法律で決まっているわけではない」なら、何をしてもいいわけではない。そんなことは当たり前。それ以前の、その社会の中の人々が受け入れることができる「善なるルール」であるかどうか、これがもっとも一番大事なことであります。
こんな簡単なことさえも判断できなくなるのが、「ガン化」であり「悪なるルール」の転移と言う怖ろしさなのです。
そして、「悪なるルール」とまるで無縁の「善なる週末テニス」。
土曜は、先週から引き続き、狛江のコート。ここでなんと、新年いきなりの三連敗。4-6、0-6、5-6と、この第3セット。時間切れとは言え、ネモトくんと組んでこれだから、これは何か意味があるはずと思って、分かった。
「攻めなきゃ勝てない」
いつもの悪いクセが出てしまう。リードしたり余裕がある時に、ついつい守りに入って相棒のミスを誘ってしまうと言う悪いクセ。今年の課題が見えて、返って良かったのかもしれない。
日曜。昨日の教訓が生きて、6-1、6-1、2-6、5-5の2勝1敗1分と、見事に立ち直る。
まだまだ、可能性があるんだと、思いっきり元気になった週末テニスであります。 KAI
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