目に見える効果が必要と週末テニス

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リキの祟りに反省して、毎日朝散歩したら、覿面の効果。充実の週末テニス。

土曜は、1-6、1-6、6-0、0-6、0-2と、結果だけを見れば、なんの成果も見えないけれど、この負けはすべてネモトくん相手だからこうなっただけ。中身は、明らかに先週までと違うと、実感。

これが、日曜、明確になって結果に出る。6-3、7-5、3-4と、第3セットも時間切れになっただけで、3連勝の勢いであります。

もちろんこれは、毎日の散歩によって足が思うように動くからですが、これだけではありません。身体全体のバランスがよくなって、「大気」の流れの中にいることを実感できるようになるってことです。

ゲームに勝つと言うことは、単にポイントにおいて相手を上回ることでもなんでもなく、ゲームと言う「大気」の流れが見えるかどうか、そしてこの大きな気の流れに身体をまかせられるかどうか、すべてがこれしだいなのであります。

こういった目に見えないことを理解し、鍛錬を積んでいく一番の方法は、どんな小さな形でもいいから勝つと言う目に見える効果が一番であります。これが世間で最近よく言われる「見える化」とは、本質的に違う。「見える化」は単にプロセスの問題であり、勝つという目に見える効果は、プロセスの結果の問題であります。

民主党も、最終的に政権をとると言う結果を出すことによって、「大気」の流れをつかむことができたわけでありますが、ことの発端は長妻議員の功績以外にはありません。すべての結果は、小沢の功績でもなんでもなく、彼の社保庁問題における自民党に対する勝利から来ていることは、誰から見ても否定できない真実であります。

これに対する自民党。

小泉郵政選挙の圧倒的勝利以来、まったくの勝ち星なし。何も選挙に勝つだけが「勝利」ではありません。経済対策や雇用対策といった的確な政策にも、「勝利」はいくらでもころがっています。

「保守」の問題も、しかり。

保守とは、「地の利」を守ること以外にはありません。「地」には「利」もあれば「不利」もある。この「不利」とはならない、「地の利」に適う社会を保っていくことこそ、「保守」の本質であります。

アメリカには、民主党も共和党もよってたつ普遍のアメリカの「地の利」があり、日本には日本の「地の利」がある。
保守を考える

これはもちろんKAIだけの考える「保守」ではあるけれど、日本と言う国の「地」が何であるか考えれば、まったくもって「保守」とは、自明であります。

要するに、日本と言う「地」を守るってことです。「地」に生まれ、「地」に育ち、「地」を耕し、「地」に帰って行った人々の利に適うことを行えばいいだけです。

よその「地」から来た人々も、よその「地」の人々も、まったくもって考慮の対象外でいいのであります。こんなこと、もちろん差別でもなんでもない。

これを勘違いして、郵政民営化阻止だとか、行き過ぎた市場経済批判などと言うものは、よその「地」の変化を無視する鎖国政策そのもの。

本題に戻れば、日本の「保守党」に必要なことは、この「保守」を根拠にした政策による「勝利」であります。

こんなこと、別に選挙で勝つ必要もなんにも、ない。例えば、ユニクロ。「保守」政策の結果の勝利と、位置づけるだけでいい。これは後付でもなんでもない。ユニクロの勝利こそ、「保守」の勝利そのものであるのです。日本の消費者と言う、日本の「地」そのものに最大限応えるビジネスモデルを体現する企業、それがユニクロであり、日本のデフレ克服のジョーカーとさえ期待されるべき存在であります。

ですから、この「ユニクロ」を敵視するのではなく、単に、「ユニクロ」が日本経済の救世主として、是とすればいいだけなのであります。

これが昔のIBMのような、よその「地の利」の人々でないことこそ、きわめて重要です。

当然ヤフーやグーグルに対する「保守」の有り様も、自明です。

「保守」の、どんなかたちでもいいから、小さな「勝利」の積み重ねが、「保守」再生への道を切り開くのであります。 KAI