シンクロニシティは続く。これも、連日のシンクロニシティ。
では「表の技術」とは何か。それはすなわち、ネットワークであると山田氏は説明した。たとえば携帯音楽プレーヤーを例にとって考えてみると、おそらくアップルのiPodの初期製品とソニーの同じ時期のウォークマンを比較すれば、ウォークマンの方が圧倒的に細部の作り込みは巧みにできていた。iPodにはケースのかみ合わせがずれていたり、バリがとれていなかったりするような製品が平気で混じっていたが、ウォークマンにはそんな不良品はいっさいない。
しかしiPodにはウォークマンにはない魅力があった。それがネットワークだ。音楽配信サービスのiTunes Storeと楽曲管理アプリケーションのiTunes、それに機器のiPodがシームレスにネットワーク化されることによって、どこでも自由に音楽が聴けるという環境を作り上げていたということだ。
(日本ITの国際競争力)
このネットワークは、今に始まった話では、もちろんありません。
例えば、テレビと言う商品。放送網と言うネットワークがなければ、これはただの箱、いや板(パネル)に過ぎません。そもそも電化製品自体、電力網がなければなりたたない。車と言う商品もしかり。高速道路を基幹とする道路網と言うネットワークに、これまたすべて依存している。
もともと、ありとあらゆる商品は、その商品が持つ「ネットワーク」こそが、そのままその商品が持つ付加価値となるのであります。
生鮮食料品でさえ、これは成り立ちます。すなわち、生鮮品の生産者と消費者との間を、もっとも効率よく結ぶ流通ネットワークが、生鮮品の価値を最大化するのです。
そしてここで一番重要なことは、このネットワークに付加価値を与えているのが、国や会社といった組織ではない、このネットワークを構想し、構築した一人の個人が持つ「意志」にあると言うことであります。
iPodやiPhoneのネットワークには、スティーブ・ジョブズの「意志」が。生鮮品のネットワークには、流通の革新を夢見続けてきた一人のスーパーマーケット経営者の「意志」が。
この強力なる「意志」が、ネットワークに参画する一人一人の心の共鳴となり、ネットワークの力となり価値となって行くのです。そしてこの共鳴とは、人々の『笑い、感動、感謝、生き生きワクワクした気持ち、さらには、敬虔な祈り』の意識の共有であり、これこそがネットワークを通した自然の贈与たる「人間的成長」の本質であり意味であります。
なるほどね。万事が万事、すべてはここに繋がっていく。
そして、もう一つのネットワーク、感動の週末テニス。
土曜。3連休初日につき、O谷さんが所用でお休みのため、いつものダブルコーチ。結果は6-3、6-2、2-3と、絶好調。
日曜。本日は、夢株式会社設立から3周年記念日。こちらもやっとネットワークが立ち上がってきた。石の上にも三年。まったくこれは間違いありません。
肝心のテニスは、お休みのM田さんに替わってシミズくん。コーチのシミズくんの調子がよすぎると言うよりも、こちらのペースが上がらないまま、結果は、6-2、0-6、2-6、2-3とシミズくんの4連勝を許してしまう。
たまには、コーチに花を持たせるのも、大事な「仕事」なのであります(イイワケ)。 KAI
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