郵政問題にみる致命的戦略ミス

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とんでもない話の展開ですが、これも「多くの日本人が、同意を与えた」のでしょうか。

多くの日本人が、小泉―竹中の時代にこのシステムに同意を与えたのである。
新幹線の中で貧困について考える

これが、当時のなんら具体的な行動を伴わないただ言葉だけの無責任極まりない卑怯千万な言説であることは、すでになんどもここで書いてきた。亀井自らこれを言い続けて、ここに至るわけですが、KAIの言う「天誅」は間違いなく下ります。

このヒラカワさんやモラトリアムエラい亀井、共通に見られる大きな間違いは、「過去は編集できる」あるいは「後付可能」と言う大いなる勘違いです。もちろん、これらの方々がこれを意識的にやっているのではないことは分かっております。

中国共産党を始めとして、歴史の書き換えなんてものは、世界史の常識。

しかし、こちらは歴史でもなんでもない、今の今そのもの。

今を編集できる感覚は、メディアの感覚と共通している。

確かに、昔からのメディアなら、そうであったかもしれない。うまく編集し通せる。

ただ、今はそうは問屋が卸さなくなった。インターネットのおかげで、ニコ動のアンケート結果にみられるように、これとメディアが報じる結果との間の乖離は広がるばかり。

ですから、当面はうまくことが運ぶかのように見える。この当面とは、1年間。しかしこれを過ぎると、人がこの過去の書き換えとの間の不整合に耐えられなくなり苦しみ始める。

もちろんそれまで、こちらも耐える必要がある。

いわゆる、「がまんくらべ」。これしかないと言うのは、哀しい限りであります。 KAI