身体で考える週末テニス

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天気予報では、週末は雨。幸い土曜はおおはずれで助かった。かわりに日曜が朝から雨。降雨確率も午前午後とも70%、まったく見込なし。

例のごとく玄関に出て、雨雲を見上げながら顔で直接雨粒を受ける。これでやれるか判断するわけです。やることにしたけれど、12時スタートのハードコートは早々に諦めて、一縷の可能性にかけて10時半にオムニコート到着。フロントに確認して当然がごとく他の予約はすべてキャンセルになっている。一応12時から予約を入れて、一旦車に戻る。

11時、雨が嫌いなO谷さんに電話を入れる。今風邪を引くと大変ですからやめましょうよ。新型インフルの影響がここにも!

仕方がないので、フロントへ再び。予約キャンセル、ではありません。

誰か相手をしてくれるコーチ、いません?

ハヤカワコーチなら、できるかも。でも、今のレッスンが12時10分までなんです。その後のレッスンが2時からですから、その間に可能かどうか今のレッスンが終わってからでないと聞けません。それでいいならどうぞ。

そして待つこと1時間10分。インドアのコートから出てきたハヤカワくんに、彼のレッスン生だったT橋さんが直接交渉して、OK!

0時15分ゲーム開始。おかげで雨もほとんど小降りの小康状態。予知能力のフォースは今も健在。

できないと思っていた身体が、なかなか思うように立ち上がらない。おまけにハヤカワくんと組んでいるのに、初めてのペアでコンビネーションがちぐはぐ、なかなかポイントに繋がらない。やっとのことで6-4ときわどい1勝。

2セット目は、ハヤカワくんが次の2時からのレッスンの準備があるから1時半までしかできない。これがハヤカワくん相手に2-5となって、負けは確定したラストゲーム。ここで負ければ2-6で完璧なお仕舞い。3-5なら時間切れお仕舞い。負けは負けでも随分違う(はず^^;)。

なんとかこれを3-5にして、気分良くお仕舞い。

いい汗、かいた。

と、朝からのことを綴ってみたけれど、結果はまるで朝から想像だにしていなかったことばかり。雨粒を顔に受けて、オムニコートに移動して、フロントの娘と話して、すべて身体を動かしながら考えついたこと。なんとも不思議な気がします。身体を動かしながら考えて、思いもよらないことを思いつく。まさに身体で考えていることを、実感。

実際、土曜日も、実はまったく反対の意味でそうだった。

先週痛めた右臀部をカバーしていたら、この1週間左膝から左太股と痛みが広がるばかり。こう言う時に限って、ネモトくんがネットぎりぎりにフェイントボールを打ってくる。いつもはダッシュして取れるのに、ダッシュできない。

いや、できないんじゃなく、フェイントを打ってくることが予測できない。

ダッシュする時は、打ってからダッシュするのではなく、相手が打つ前にダッシュする。打つ前にフェイントボールを打ってくることが自然に分かるからです。

これは、簡単な話で、相手が自分の左側に打ってくるとわかると、多少離れたところに打たれても打ち返せるけれど、左に来ると思っている時に右に打たれると、たとえラケットを延ばせば届く50センチ先でも取れないのです。

左脚の痛みが、ことごとく左脚の痛みを避けるように、思考を奪っているのです。

考えてみると、これはなんとも恐ろしいことです。無意識の中で身体が考えている。あるいは考えることを忌避している。

しかしてその結果は、6-3、4-6、3-6と、ネモトくんの3連勝をまたしても許してしまった。

これも言い訳を身体が考えているのかもしれません^^;。 KAI