もう十分半袖のシャツだけでテニスができる季節になってきた。
このテニスのかっこう、何十年も短パン、半袖シャツ、セーターと変わらない。変わったのは、今年の冬、とうとうリキの形見であった(リキが噛んで)破れかけのセーターを諦めて、ジャージの上着に変えたくらいなもんです。
しかし、この季節、少々暑いくらいではこの上着は脱がない。上着を着たままゲームをするから、思いっきり汗をかく。これをセットが終わるたびに新しいのに着替える。サウナに入って汗をかくよりよほど気持ちがいいし、ダイエット効果も抜群。
ところがどっこい。土曜テニス。暑さが半端じゃないせいもあるけれど、ジャージが耐え切れない。セーターなら、風を通すから、多少の暑さも我慢できるのに、ジャージはまるでダメ。
こんなことを書くのも、このジャージに変えて改めてウェアのことを考えたから。
ウェアだけでなくシューズもラケットもそうだけど、いつの間にか、自分に一番あったものを着ているし使っている。そして逆に、ウェアやシューズやラケットに合わせてと言うか、ウェアやシューズやラケットが身体と一体となってテニスをするようになっている自分に気づく。
だから、ソックスひとつにしても、オムニコートの砂がソックスの中に入るのがいやで、いつもの丈のないものではなく長めのものにしたとたん、足首が暑くて仕方がない。
同じようにジャージも暑くて仕方がないけれど、風通しが良くてスポーツに耐えられるセーターはそうやすやすと見つからない。
こう考えて、これって何かに似てません。
そうです、みなさんのビジネスシーン、そのもの。ウェアがスーツかもしれないし、女性であれば化粧もウェアのうち。シューズはそのまま。ラケットはカバンやカバンの中のパソコン。
もっといえば、アプリケーションのユーザーイクスペリエンスもまったく同じ。こちらはウィークデイにもう一度議論するからパス。
つまり毎朝毎朝、年がら年中、わたしたちは、この環境とまではいかない、准環境とも呼ぶべき世界とよりをつけながら生きている、そんな生き物だと言うことなのです。
なーんてことを、ふと思ったわけ。
しかして、いつもの結果は、6-2、0-6、6-7(8-10)、2-1と2勝2敗ながらネモトくんあいてに上々の結果。第3セットのタイブレークも、8-10までねばって、最後は、まっいっか、と気を抜いたのが原因と、これも明白。
かように勝負事とは、気の問題。
明けて日曜。本日も初夏の陽気。こちらは5-7、6-2、3-6と一人(O谷さん)が3連勝のパターンながら、第1セットの5-7が、いかにも惜しい。まさかこのシーンが第1セットからくるとは思ってなかったから、心の準備ができていなかった。
まことに勝負事とは、気の問題以外何ものでもありません。 KAI
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