同窓会と週末テニス

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今週末は、1年ぶりの同窓会。土曜、これが夕方6時から、小田原の(温泉?)旅館であると言うので、逆算すると家を4時に出る必要がある。いつもの土曜テニスの帰宅時間が4時過ぎだから、家に帰って洗濯する時間が足りない。

なーんてことを考えていたのが、大きな間違いだった。

台風並みの低気圧通過で、嵐の土曜早朝。過去、同じような天気に、当日参加者への連絡が遅れたばかりに、やむを得ずキャンセルした苦い経験から、8時半にはテニスコートで待機して、天気の回復を待つ。

午前9時、依然雨は止まないながらも、間違いなく快方に向かうはずの天気。ここに無情の電話が入る。イトウくんのプライベートレッスンをお願いしていたので、どうしますかとテニスクラブのおねーさんからの、確認の電話。もしこの電話がなければ、間違いなく、本日決行の連絡を参加者に入れていた。しかし、おねーさんからの電話に、思わず、今日は中止します、と答えてしまった。

そうです、このまま中止にして、砧公園1周だけにすれば、家に3時には帰れるもんね。

これが大きな間違い、判断ミスであったことは、直後に明らかになる。9時20分、西の空の一部に陽がささんばかりの黒雲の隙間が見えてきた。やはりね。悔いても仕方がない。10時にはすっかり雨が止んだのを確認して、砧公園横にあるテニスコートの駐車場に移動。

公園を1周しながら、膝に水が溜まって医者からテニス禁止を言い渡されているY木さんには、これでよかったと、自分で自分に言い訳しているうちに、あっと言うまに1周が終わる。おまけにいつもは鬱蒼としている古木の林も、大風に吹き飛ばされたせいか、まるで気がなくて清々しくない。

このあとアンジェロ、サウナ、ポロロッカで買い物、家で洗濯を終え、4時過ぎに、いざ小田原へ。

東名に乗るまで時間がかかったけれど、あとは小田原厚木道路経由の高速で1本。5時半には現地(らしきところ)に到着し、鬱蒼とした雑木林の崖っぷちの細道を下るも、目的の旅館が見あたらない。おまけに高野山を登った時に突然東シナ海を走り出した実績のあるソニーのカーナビが、またしても暴走を始める。このカーナビ、山の中に入っての試験をやっていない不良品!

不安になりながら進んでいくと、それらしき山門が見つかる。「山月」。やっと車が通れる坂道を上がっていくと、いかにも古い屋敷に到着。旧大倉財閥創始者の別邸とかで、相当痛んでいる。残念ながら温泉と期待していたこちらが悪い。この同窓会の会場は、例年、メンバーの居住地を持ち回りで開催。いままで静岡、新潟、名古屋、横浜と来て、今回、小田原で勤務医をしているワケベくんの予約。ここに7人が集まった。

青春時代真っ盛りを一緒に過ごした「悪友」たちに囲まれての宴会は、時間を忘れて盛り上がる。焼酎でしこたま酔って、あっと言う間に、翌朝。

7時の朝食の後、みなさんに別れを告げて宿を出て、高速の入り口手前で、はたと気がつく。財布がわりのバッグを忘れた。あわてて取りに戻って、また高速に。

そして、このあたりから、変調に気づく。

なにかリズムがおかしい。

顔も少々ほてってくる。

家に帰って1時間、このブログを途中まで書いて、そそくさとまた出かけて、12時から日曜テニス。

そう、予感通り、去年と同じ(同窓会的週末)3-6、3-6、2-6の3連敗。

土曜の決断ミスから狂いだしたリズムを、最後まで修正できない。

勝利を生むリズムは、そのゲームのはるか前から始まっていることに、あらためて気づいた。 KAI