ついにETCの軍門に下る(2)

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ようやくETC1000円割引が始まりましたが、どうもみなさん、ETCのほんとの意味を理解していないようで、とっても怖いことになりそうで、怖い^^;。

ETCカードを差し込まないで、前の車にぴったりつけてゲートを通過する詐欺で、運転手が逮捕されたそうですが、こいつホント、バカ。

ETCは、Nシステムと同じで、国民総監視社会の象徴的システム。ETCカードを装着しようがしまいが、一旦ETCを車につけたとたん、すべての高速道路のチェックポイントで、その車の所在が捕捉可能になる、とんでもないシステムなのです。

KAI的には、これも耐え難いのですが、すでにNシステムでETCをつけようがつけまいが関係なく、すべての行動が国家によって把握されている以上、とりあえず国家に抵抗しても、致し方ない。

しかし、カード会社は、民間で全く別です。

この会社が、ETCカードから収集される情報を、もしマーケティングに使用するとしたら、どうなるか。カード入会時、わたしたちはすべての個人情報を、カード会社に提供せざるを得ません。すなわち、カード会社は、性別、年代別、地域別、年収別、債務残高別の日本人の、車を使用した行動パターンの捕捉が、実に簡単に可能になってしまったのです。

もしKAIが、このカード会社の経営者なら、こんな美味しい情報を、ビジネスに活かさない手はありません。

この結果、巧みに仕組まれたマーケティングによって、自分たちの消費行動が、自分の意図せざる形で、コントロールされていく。

これは、到底受け入れべからざる事態と、いわざるを得ません。

この事態に至って、これに抵抗するために、いかなる方法があるのか。考えれば考えるほど、無力感にさえなまれるばかりです。

KAIは、個人情報保護法を決して評価はしていませんが、しかしこの事態に至って、カード会社に対して、ETCの利用情報の使用制限にまで、厳しくこの法律の規定を適用すべきと考えるしかありません。

麻生さんでも岡田さんでも、もう誰でもかまいませんが、ぜひともこれを争点にして、次の選挙を戦ってください。これで必ず勝てます。KAIが保証します^^;。 KAI