標題からいきなり話がそれますが、ポールソンもわかってらっしゃる。
【ワシントン=渡辺浩生】ポールソン米財務長官は12日の記者会見で、7000億ドルの公的資金を投じる金融安定化法の活用について、当初目的としていた金融機関からの不良資産買い取りの実施を見送り、資本注入に集中させる方針を表明した。
ポールソン長官は今後、銀行以外の金融機関への注入も検討するとしたが、民主党やオバマ次期大統領が求めているビッグスリー(米自動車3大メーカー)への適用は、「金融業界への対応が目的」として慎重姿勢を崩さなかった。
(【金融危機】不良資産購入見送り、資本注入に専念 米財務長官)
ちょうど1ヶ月前、KAIが書いたとおりです。
70兆円投入も同じ。不良債権の買取は二の次。どしどし国有化し、経営者を首にする。これですべて解決するのです。
(日本の経験に学べと言うけれど)
経営者の責任はこれを徹底すればいいけれど、もう一つの問題、ビッグスリーを初めとした雇用の不安には、記事の通り消極的です。まあこれは仕方ありません。成果が出るとしてもオバマ政権になってからのこと。さらさら敵に塩を贈る必要はないと言うことでしょう。
果たしてオバマがこれを理解した行動を取れるかどうか、これが世界経済の行く末の明暗を分けます。すなわち雇用は守るけれど、放漫経営者の責任は厳しく追及する。労組だけをみて救済した瞬間、アメリカ社会の消費者の反発は火を見るよりも明らかです。
閑話休題。海の向こうのことは専門家におまかせすることにして、とうとう風邪を引いてしまった。ここ十数年一度も風邪を引いたことがなかったのに、突然悪寒がする。
理由がわからない。酔ってハイタイドから帰ってきてパンツ一丁、シャツ一枚でパソコンを操作しているうち、いつのまにか座布団枕に寝込んでしまって、目が覚めたら深夜の12時。あわててパジャマに着替えて寝たけれど、翌朝の散歩がやたらと寒い。しかしこんなことは年がら年中よくあることで、こんなことではすぐには風邪は引かない、はず。
理由が見えないからしばらく放っておいたら、今朝は起き上がれないほど体調が悪い。しかし朝から重要な会議があるから、休むわけにはいかない。散歩を中止したから6時に出社して会議の準備をする。午後1時社外での会議を終えて、そのまま帰宅。今までろくに病気もしないのでいいけれど、薬なんて飲んだことがないならよく効くと、人に薦められるままに風邪薬を飲んで、ベッドにばたんきゅう。
2、3時間熟睡したら随分身体が楽になって、会社に戻る。しかし病み上がりそのもので歩きながらなんだかふらふらする感じが、怖い。そもそも、今回の原因がまるで見えてこないので、対症療法大嫌いなKAIにとってなんだかとても気持ちが悪い。
このあと、たまには病気になる人の気持ちも味わいなさいと言う神の思し召し、とのお告げがあって、これに妙に納得して、今日は早めに就寝。 KAI
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