世の中の気の流れが見えてくると、それ以外のことも、よりクリアになってくる。
よその国のことはさっぱり知らないけれど、日本人って言うのは、とにかくブランドに弱い。
私たちが今のビジネスを始めた当初、アプリケーションで使用するデータベースエンジンがORACLEでないことを理由に、私たちのアプリケーションの採用を見送る企業が、何社もありました。いまでこそこんな話はどうでもよくなりましたが、相変わらず、「データベースエンジン」を別の問題に置き換えて「ORACLE」と言うブランドでないと採用しないと言う会社が、後を絶ちません。
これを克服する方法は一つ、自らが「ブランド」となることです。
何年もこの努力を続けながら、今ひとつうまくいかなかった。
その理由が、今回のことで、一気にクリアになった。
それは、「ブランド」が「大気」の中にあると勘違いしていたことです。「ブランド」は「大気」の中にではなく、一人一人の「気分」の中にしかない。一人一人とは、まず私たち自身の「気分」の中にあると気付いた瞬間、一気に霞が晴れた。
なるほどね。
そう言うことでしたか。
なんだか週末テニスの問題も、すべてこれで説明がつく。いわゆる硬気と軟気問題。硬気も軟気も、4人の「大気」の中の問題ではなく、プレーヤー一人一人の「気分」の中に、すべてがあると言うこと。であるならば、まず自分自身の「気分」の中の、硬気と軟気の流れを理解して、この流れに身を任せる。
すると不思議なくらい、ミスがなくなる。ミスがなくなれば、当然勝てる。
土曜テニスの途中から、これを確認するように、プレイする。結果は、6-1、0-6、2-6、4-2とネモトくん相手に2勝2敗で順番に盛り返す方法を実感する。
翌日曜。6-3、6-2、4-6の2勝1敗と絶好調。この第3セットも、1-5の土俵際から4-5まで盛り返しての4-6で負け。いつもなら1-6でお仕舞いだった。
我慢することが勝利の秘訣の、この我慢。「気分」の中のことと理解すれば、我慢でも何でもない。気の流れに身を任せるだけのことだった。 KAI
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