ギャップと戦う週末テニス

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いつもの週末テニスは、ギャップとの戦い。

土曜テニス。なんでこんなに暑いのかと叫びたいけれど、その叫ぶ力が微塵もでてこないほど暑い。

7月に入ってからようやくこの暑さに慣れてきた身体が、この一段上の暑さと言う「ギャップ」に悲鳴をあげている。同じ暑さでもテニスができる限界と言うものがある。もちろん鍛え抜かれたプレーヤーにとっての限界ではなく、ウィークエンドプレーヤのそれですが、この限界を超えると間違いなく熱中症で倒れるのを予感する、そう言う限界を超えてしまった暑さ。

このギャップに耐える方法は、ただ一つ、ギヤダウン。歯車を一段下げてプレイするしかない。

しかしボールのスピードがギヤダウンするわけではないから、いつもなら軽々拾えるボールに手も足も出ない。ひたすら黙々とサービスをして、ストロークして、たまにボレーとスマッシュをうつ。黙々とこなす。

こんなテニスのどこが面白いのかと訊かれても、答えようがない。もちろん後の生ビールで昇天するためだなんて、口が裂けても言っているけど、言えない。

だから結果も、7-6、3-4と2セットもできないし、こんな時に限ってタイブレークまでもつれ込む。これがつらいのなんの。

なんてぼやきながら2時間が終わる。

アンジェロの生ビール。昇天して、ついに禁断を犯してしまう。3杯目のおかわりを頼む。なんてしあわせなんでしょうと思っても後が怖い。アルコールチェッカーの赤いランプがいつまでも消えない。

やっと家へ這々の体で帰ってきてソファーに横になる。しばらくしていくら起きあがろうとしても、おきあがれない。ユーイチくんに今日のハイタイドはパスと電話を入れる。

そして日曜。昨日とうってかわってひんやりした小雨交じりの曇天。本日の13度の「ギャップ」は大歓迎なんですが、あまりに身体が羽のように軽いもんだから、1セット目で飛ばしすぎて一気にガス欠を起こす。いつもは試合前にオニギリでエネルギーを補給するのに、今日は天気が持たないかもしれないと思ってパスしたのが、いけなかった。

と言うことで、6-0、3-6、6-4、2-2と最初ぶっちぎりからペースダウンの後、持ち直して最後は引き分け。なかなか波瀾万丈な結果でした。

「ギャップ」との戦い方が少しわかった。 KAI