在庫情報を楽天、YAHOO、自社ECサイトで共有する方法

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今私たちのASPサービスで一番のニーズが、標題の通り、いかに在庫情報を楽天、YAHOO、自社ECサイトで共有するかです。

例えばこの3店で、有名ブランドの外国製の靴を販売している通販会社を考えてみましょう。あるブランドの靴がサイズごとに残り1点しかなくなった場合、いかなる方法をとればいいかの問題です。3店全部に在庫ありで展示するのはきわめてリスキーですので、通常は例えば一番売上が多い楽天だけ在庫ありにするわけです。

そうした結果は目に見えています。売上がますます楽天に片寄り始めるのです。

ここでもし3店間で在庫情報を共有することができれば、3店すべてに商品を在庫ありで展示することが可能になります。もし1店で売れた時点で残り2店を在庫なしにすればいいだけです。

しかし、これを実現する方法は一筋縄ではいきません。

ITソリューション会社の優秀な頭脳でも、彼らにはこんな仕事はまるで銭儲けにもならず、端から埒外な案件ですが、しかしこういった問題解決こそ「ソリューション」の基本です。

「ソリューション」などといくら喧伝しても、所詮裏方、脇役であって主役ではありません。自らサービスして初めて主役になれるのです。そういう主役のプライド抜きに「ソリューション」など有り得ません。まさか裏方が楽天も変えるとは言えないでしょう。

今日本のITの経営者に求められているのは、まさにこの主役としてのプライドです。このリスクを取らない限り、所詮受託請負のノーリスク経営であり、日本のベンチャー経営者と一番遠い存在にすぎません。

日本にベンチャーが存在できないのも、むべなるかな。哀しいけれど。 KAI