原点回帰

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「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を引っさげて、ジョージ・ルーカスが日本にやってきた。この彼のインタビュー記事に、KAIの胸を熱くするセリフがあった。

 現在64歳。会社なら定年を過ぎているが、65歳のフォード(引用者注:主演ハリソン・フォード)、61歳のスピルバーグらとともに、ハリウッドの一線を走り続けている。その原動力とは?
 「尊敬する黒澤明監督の『影武者』の現場にお邪魔したことがあります。当時、彼は70歳近かったが、30代の私よりは2倍は元気でしたよ。好きなことをやり続けること。それがエネルギーの源です」
 しばらくはテレビドラマを含め大作の製作が続くが、一段落した後は「映画を撮り始めたころの時代に立ち返り、小品を撮るつもりです。また、原点に戻って・・・」と将来の構想を明かしてくれた。
(産経新聞、「自分が見たい映画を撮る」、2008/6/11、p.18)

つい先日、早朝の散歩で、この「原点」なる思いにひとしきり心を熱くしながらテクテクと歩いていたのでした。

この散歩道である大地こそ、人の生きる原点です。散歩を通して人体の電位をアースして大地と等しくする。これを毎日くりかえす。毎年温泉通いを続けてきたのも、露天で座禅を組みながら、身体すべてを大地と一体化する。

すると、いままでまるで鈍感であった身体が微弱なパルスに感応し始める。いままで見えなかったことへの視界が戻ってくる。原点への視界が戻ってくるのです。

そして、それはやがて恍惚となって身体エネルギーに昇華していくのでした。

こんな気持ち良い散歩は、ほんと久しぶり。

わたしたちの会社のこと。オープン環境の構築を標榜してこれを20年やってきて、まがりなりにもこれをASPサービスとして実現した。サービスを維持することばかりに気をとられて、会社創業の原点を忘れていたことに、早朝の散歩で気づいたのです。

原点に帰ってやりなおす。しばらく見失っていた元気を、やっと取り戻した。 KAI