暗雲岡田サッカーと昇竜錦織テニスに見る気の研究(4)

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バーレーン戦の敗北の言い訳が、前任者のやり方の踏襲にあるとして、今後全面的に「オレ流」に変えると言う。

はてさて、まるで面妖かつ奇妙な論理である。

ここで細かな彼の論理の破綻に言及するつもりはないけれど、一言言えば、踏襲を決めたのも「あなた」、それを指揮したのも「あなた」。オシムをまるで理解しない、弟子でもなんでもない「あなた」がオシムを踏襲することなど、いったいどうすればできるのか、不思議でしかたありません。

結果、踏襲の名を借りた「オレ流」サッカーで、敗戦。

すでに「オレ流」サッカーでは、アジアでさえ勝てないことは分かっている。申し訳ないけれど、万に一つ世界杯にでることができたとしても、世界杯での優勝はおろか1勝さえ期待できないのです。

ゾーンディフェンス。けっこうです。で、オフェンスは?

お願いですから、もっと得点をあげる「可能性」にとんだ戦略を示してくれませんか?バーレーン戦を観ててもそうですが、「あなた」のサッカーを見てても、勝てる気がしないから面白くない。なぜ勝てる気がしないかって?

それは「あなた」のサッカーには、決定的に哲学レベルの戦略がないからです。

戦うのは「あなた」ではなく選手です。

選手がこうすれば勝てると理解していれば、必ずマイクロな局面でそれを実現するのです。「あなた」がやるべきことは、このこうすれば勝てると言う哲学を選手に徹底するだけです。しかし「あなた」自身がこの哲学を理解していないのですから、踏襲で勝てるわけがありません。

とぼやくだけでは日本の世界杯での勝利は、望み薄。

6月の最終予選で一旦敗退し、そこで岡田更迭、オシム後継者による敗者復活しか、世界杯での奇跡的な勝利は望むべきもありません。 KAI