松下幸之助の言葉(31)

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いよいよこの連載も終盤。幸之助、すでに84歳。この年、かねてからの日本再生計画の礎となる松下政経塾を立ち上げます。その入塾試験でのお話。

 入塾試験の面接には幸之助のほか、松下電工会長・丹羽正治、PHP研究所参与出版局長だった江口克彦、初代塾頭の久門泰(ひさかどゆたか)があたったが、幸之助は「キミ、酒はどれくらい飲むんや?」など意表をついた質問を投げかけ、受験生泣かせだった。
 幸之助が選考にあたって最も重視したのが「運」と「愛嬌」である。受験生の提出した略歴を見ていると、その人物の「運」がそれとなくわかったという彼らしい話も残っている。
(産経新聞、同行二人(どうぎょうににん)第29回、北康利、2008/3/25、p.21)

つくづく思うのがこの運のいい人間以外と、絶対付き合うなってことです。

もちろん世の中、そうは運のいい人間ばかりいるわけではないのも事実。しかし運の悪い人間は、一発でわかる。それは、一言で言うと、ものを求める人間です。ある意味自分自身が、この求める人間になっているのも事実。しかしだからといって、まわりのこれを許す理由はない。

やっと、面接基準もなにもかも、すべてが見えてきた。見通し鮮明、視界良好。 KAI