暗雲岡田サッカーと昇竜錦織テニスに見る気の研究(3)

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グッドタイミング。土曜テニスからの帰りがけ、錦織の決勝戦を最初から最後までやっていたのを見た。最初のエントリーに書いたことそのままの、3-6、6-1、6-4と言うスコアからイメージした通りのゲーム展開に、いたく納得し、そして少々嬉しくなった。

そしてもう一つ。彼を支えるスタッフの数が尋常ではないことに、驚くと同時に、いたく納得。

そうなんだよね、一人の世界的に通用するプレイヤーを育て上げることとはそう言うこと。自分ひとりでできるもんではないんだよね。

これを思うと残念でならないのが、Qちゃんこと高橋尚子。

 レース後、昨年8月に左ひざ半月板を切除したことを告白した。「敗因? それだけではない」と喝破したのが、かつての師匠・小出義雄氏である。「本当にヒザが完治していなかったら、練習で70キロも走れるわけがないよ」
(中略)
 小出氏は言った。「選手というのは楽な方、楽な方に行こうとする。それに『待った』をかけ、心を鬼にして指導するのがプロのコーチなんだ」。彼女も35歳。限界説もささやかれるが、もう一勝負するなら外国人でも日本人でもいい。プロのコーチを雇うべきだ。仲良しクラブでは勝てない。(スポーツジャーナリスト・二宮清純)
(産経新聞、断、2008/3/22、p.21)

この言葉が、しみじみとKAIの胸にしみこんでくる。経営もまったく同じなんだよねと、本日は納得の嵐でお仕舞い。 KAI