運気を変える

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運気が著しく落ちている。次男のユーダイが高校受験の本命に合格したと言うめでたいその日に、40年前にバイクの免許をとって以来このかた起こしたことのない、車相手の事故を生まれて初めてやらかしてしまった。

先月駐車中にトラックに前部をぶつけられて、一度経験済み(これも生まれて初めての経験だった)の事故処理はまったく冷静でいられたけれど、運転中に相手の車と接触するなんてまるでKAIらしくもない。

一方通行の道から桜田通りに出る際、目の前を通り過ぎたタクシーとその後方のタクシーに割ってはいる形で左折した瞬間、通り過ぎたはずのタクシーが左側に停車していて、タクシーの右後方のバンパーを見事にこすってしまった。

粛々と保険の手続(これも生まれて初めての経験)と修理のための代車の手続をやりながら、緑員らに先週末雨の中で10分オーバーの駐車違反を切られたばかり(これも緑員になって初めて)で、いったいこの怒りをどこにぶつければいいのかふつふつとやり場のない腹立たしさばかりがこみ上げてくる。弱り目に祟り目とはこのこと。

こんな最悪の運気でも週末テニスだけは、救われる。

終わってみればO谷さんの6連勝も、すべてがきわどい勝負でした。

土曜、テニスコートへ向かう車の中でいつものNHKの課外授業が面白い。今日の先生は田中博史先生。田中先生は、実際にも筑波大学附属小学校の教諭。先生が選んだテーマは、中学生が先生になって、小学3年生に「分数」を教えること。

小学4年に初めて教わる分数は、小学3年生にとってはまるで未知なる世界。これを中学生が、分数が得意なチームと苦手なチームに分かれて、グループで教え方を工夫しあって、実際に小学校へ出かけていって教える。

やはり一番うまく教えたのは分数が得意なチーム。ピザを1/2、1/3、1/4、1/6、1/8に分割したものを用意して、1/2と1/2を合わせると1になること、1/3と1/3が2/3になること、1/2ピースの上に1/6ピースを3つ重ねると同じ大きさになること、これが1/4ピース2枚でも、1/8ピース4枚でも、すべて同じになることなど、次々とパズルを解くように小学生が先生である中学生と遊びながら覚えていく。なるほど学習の基本がここにありました。

このあとのテニスの学習効果は、しかしもはや見込薄。何度学習しても結果に反映されません^^;。結果は6-3、4-6、2-3。第2、第3ゲームはもともと勝っていた試合。

運気が落ちていると言うことは結局集中力を欠いていると言うこと。これをみすみす落としてしまったのも、ここぞと言う場面で散漫なプレーになってミスをするから。

日曜も、まったく同じ結果。3-6、6-2、5-6。最後の試合もこちらにセットポイントがありながらイーブンに持ち込まれてミスしてお仕舞い。

教訓が、あまりにも多すぎ。

夕方娘と一緒に無印に行って衣類の整理箱を買ったあと、ハイタイドでマティーニを飲みながらひたすら考える。この流れを変えるにはただもがいてもしょうがない。もっと大きな気の流れを見るしかないと悟ったと思った結果が、これ。少々疲れた。 KAI