夢が次々と実現していきます。
それにしても夢のベルエポック、いい言葉だなあ。時代の意味を、同時代に生きるものだけでなく時代を越えた世代に伝播していく、そう言う力が、この言葉にはあります。いや同時代に生きるものでも、全くの異空間に生きるものまでをも、その時代の意味の世界に引き込む力をこの言葉は持っています。
そう言う意味で、梅田望夫はITにおける矢作俊彦なのかもしれない。いや、きのうは“21世紀の司馬遼太郎と言うのだけは勘弁してほしい”と書いたけど、21世紀の司馬遼太郎になってぜひともITと言う時代の意味を活写してほしいと思う。
(夢のベルエポック(2))
2006年8月、丁度1年前のエントリーです。なんと梅田さんがこれに応えてくれました。
梅田 齋藤さんの今度のご本『日本を教育した人々』(ちくま新書、11月刊)の中の、福澤諭吉の章と「はじめに」のところを拝読させていただきました。その「はじめに」で齋藤さんは、みんなが不安になって方向性を見失っている今、日本人が基本としてどこに立ち戻るのか、それは「源氏物語でもないし、戦後でもなくて、明治だ」ということをお書きになっていますね。
僕も、ちょうど同じ11月に『ウェブ時代をゆく』(ちくま新書)を出すのですが、この本を書いていくうちに、期せずして、明治という時代の骨格を作った「自助」の精神を再建しないといけないな、というところに行き着きました。齋藤さんはどうして「明治」と今が似ているとお考えなのでしょうか?
(齋藤孝 × 梅田望夫対談『大人の作法』)
梅田Blogで紹介されていて行ってみたら、なんと次回作の題名が『ウェブ時代をゆく』。司馬遼太郎の『街道をゆく』ではありませんか。
素晴らしい。早速予約。楽しみです。 KAI
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