今更ながら所信表明演説の声に力を感じなかったのは、こう言う意味があったんですね。
思わず、もう何年も前のことですがKAIの前職の会社での出来事を、思い出さずにはいられませんでした。長い派閥抗争の末、30歳代前半であったKAIに対して、敵対する専務の口車に乗って社長自ら、KAI一人で立ち上げ150人の部隊までに育て上げた事業部のその部門長退任の説得に当たり、とうとうKAIは首を縦に振ってこれを受け入れたのでした。
翌日会社に出てみれば、専務の指示でKAIのデスクは撤去され、デスクの中の書類一式がすべて廃棄されていました。
それから2年間、また新しい事業立ち上げに奔走し、心の傷を忘れさるかのように月400時間以上の残業をして働きました。
そして自分たちの会社を興して、現在に至るのですが、この過程で常に感じてきたのが「フォース」と言うものの存在とその力の意味です。
KAIの持つ「フォース」は、説得を続ける社長の前で首を縦に振った瞬間、ものの見事に喪失してしまいました。
以来この喪失した「フォース」を取り戻すのに、なんと18年もの歳月を要することになります。
この「フォース」をこれ以外の言葉で説明することは非常に難しい。
ある意味生命力であり、ある意味影響力です。
きっかけは関係ありません。この「フォース」を喪失してしまった安倍さんにとって、残された道は一つしか無かったってことであります。 KAI
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