炎熱テニスとテレビ有害論

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いやほんと暑かった。

土曜テニス。朝10時は、すでに灼熱地獄状態。それでもテニスだけはやめられない4人の戦士がコートに集合、戦闘開始。6-1、6-3で動作はスローながら、順当に2連勝。しかしあと30分を残して踏ん張りがきかず2-6でジエンド。

このあとアンジェロの快楽生ビールはいつもどおり。家に帰って仕事をしようと思ったけれど、あまりの疲労困憊に気力わかず惰性で、WOWOWでダイハード3を見てしまう。前見たときはなぜかつまらなかったのに、今日は最後まで見入ってしまった。

理由は簡単でコーチ・カーターに出ていたサミュエル・L・ジャクソン(Samuel Leroy Jackson)を見つけたからです。

コーチカーターがよかったのは、この彼のキャラクターのせいだったことに今日気づきました。

明けて日曜テニス。今日は昨日ほどではないと思ったけれど、テニスを始めれば地獄に変わりはありません。6-1、5-7、3-6と1勝2敗ながらベストテニスに満足して、アンジェロへ。

冷房が半分きいたアンジェロの窓越しに見上げる空は、間違いなく秋の空。感傷にひたっている間はありません。サウナの後車を出そうとしてアルコールチェッカーでチェック。オレンジのランプ、酒気帯びが何回やっても消えません。え、どうして。理解できません。

で30分たって気がついた。

いつもはサウナの後サントリーのビタミンウォーターをかって車に乗り込んで一気飲みするのに、今日はなぜか売り切れ。仕方がないのでカルピスの炭酸ビタミンウォーターを買って飲む。アルコールチェッカーにひっかかってしばらくたって更にもう一本。それでもオレンジのランプが点き続ける。

ひょっとしてと思って、ゴミ袋にしまってしまったお湯状態で飲み残しのお〜いお茶をごくごくと飲んでアルコールチェッカーでチェック。見事グリーンランプ。なるほどね、炭酸に反応するんだこいつ。

やっと駐車場を出て我が家へ。

今日もやはり仕事をするだけの体力も思考能力も残っていません。がなぜか今朝から産経新聞の記事が気になっているのです。

赤ちゃん教育ビデオ「有害」?
 米・ワシントン大学教授らが発表した研究報告によると、生後8ヵ月から1年4ヵ月の赤ちゃんに早期教育ビデオ番組を見せた場合、言語習得が遅れる恐れがあることが分かった。研究に参加したディミトリ・クリスタキス教授は「そうした番組は効果がなく、むしろ有害かもしれない」と警告した。
(産経新聞、2007/8/12、p.24)

いやはやこれは、まったくKAIがかねてから言ってきたテレビ効果現象そのものではありませんか。

言語とはコミュニケーションそのものです。母子お互いのレゾナンス、共鳴の中にこそ、コミュニケーションの原点があります。

テレビにこれが代替可能でありえるわけがありません。

テレビに話しかけてもテレビは何も答えてくれません。当たり前ですが、この当たり前である事実が重大な結果を生むことになります。「テレビ効果」を受けた人間は、そのコミュニケーションの相手である他者を、無意識のうちにテレビと同じ無反応なものとして、意識の外に追いやってしまうのです。

幼児だけではない人々の中に潜在化された恐怖が、ここにあります。 KAI