5ヶ月ぶりに、ハーフコースの散歩道を歩いた。一人で。
早朝5時、いつもの散歩の時間。もうすでに立つこともままならないリキを、3階から降ろすことはあきらめた。リキを残して初めて一人で散歩することにした。
思えば7年間毎朝毎朝リキと一緒に散歩してきた。この道を、一人で歩いた。
不思議なものである。この2月の初めにショートコースに切り替えてから、ハーフコースは久しぶりとは言え、風景が全く違って見えてしまう。そもそもショートコースにあるツツジの生け垣さえNYへ行っていたたった2週間の間にそれは見事なくらいにスリムに剪定されていた。
2キロ弱のコースでも半年近く歩いていないと、それだけで結構汗をかく。
そして思った。このところの考える時間が足りないのは、このせいだった。たった30分間の、毎日の散歩が、欠かすことのできない貴重な思索の時間だっとことを思い出した。
やっと本屋に行って本を買いたくなった。なぜだかこの1ヶ月、本を読む心の余裕がなくなっていたのもこのせいだった。本屋への道すがら、あの耐震偽装で建て直し中の京王プレッソインの鉄骨がほぼ組上がっていて、なんとも凄まじいばかりの時の流れであることよと感心する。
そしてわかった。すべてのリズムがリキとあることを。
コメント欄のryuさんの言葉ではないけれど、KAIの今やるべきことは一つです。
KAIはあきらめません。KAIはリキを必ず快方に持って行きます。 KAI
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