あたりとはずれ

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6/23土曜、予感どおり、梅雨の合間ならぬ快晴の合間のテニス。

本日はいつものO谷さんに替わってA川くん、それにY木夫妻。Y木夫妻は来週から2週間の恒例のヨーロッパ旅行だから、しばらく会えません。

今年になって参加したA川くんが、1年間のブランクを見事クリアしどんどん調子を上げてきて、はっきり言って手が付けられなくなりつつあります。

まだ30代、1年間のゴルフと言う愛人への浮気は許してあげよう、なんてわれわれの寛大な精神が裏目に出ました。

結果は1-6、3-6、6-3でA川くんの3勝0敗。

恒例アンジェロの生ビール。ぐびぐびぐび、ぐびぐびぐび、ぐびぐびぐび、ぐびぐびぐび。もう何も言うことなしです。

それにしてもです、とA川くん。Y木夫妻がのってるあのいすずの名車ピアッツァが、まだ現役で走っているとは思いませんでした。

これに運転する奥様に代わって夫君のなっちゃんが答える。18年です。整備工場の人からも言われました。お客さん、この車は間違いなく「あたり」ですよ。

「あたり」の反対は「はずれ」です。

十何年も故障らしい故障もせず乗り続けることができる車は、間違いなく「あたり」の車です。

KAIも30数年前、日産の座間工場の季節工としてブルーバードのエンジンシャフトにドリルで穴をあけた経験からすれば、現在の数値制御ロボットによる作業と比べるべくもありません。

かように当時「あたり」の車を生産することが難しかったことは、想像に難くありません。

車に「あたり」と「はずれ」があるように、人の世界も本質的にこの「あたり」と「はずれ」があるそうです。

産経新聞のコラムに、お医者さんが奇妙なことを書いています。健康健康と長寿ばかりをとりあげないでおくれと彼は言う。人間には「あたり」と「はずれ」が間違いなくあるのだから、メディアがこの「あたり」の人ばかりを取り上げて、あたかも人が「あたり」が普通であるかのように喧伝すると、「はずれ」の人の居場所がなくなるとか。

なるほどなるほどと、納得の嵐でありました。

明けて日曜。空梅雨と言えども12時きっかりに雨模様。

この雨の中で1セットをこなして、濡れるコートで足をすべらせないようにと、13時でおしまい。

さてあしたからニューヨーク出張。

いまハイタイド、ウッシーの読書タイムの合間に、たまりにたまったエントリーに手を入れながらこれをアップ。

ウッシーの読書とは、今度日経BP社から出版する「世界通販の真実」(仮題)です。

やっと初校があがってきました。KAIもこれを飛行機の中で読んで、神の啓示を受けることにします。 KAI