気がつけばはや立夏過ぎ

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ついこのあいだ立春だった気がするのに、もう立夏。立夏の5/6は雨でそうでもなかったけれど、そのあとの暑さは異常。今日も昨日より2度高い28度と最高気温の予報。

と言うことで半袖短パン姿でリキの散歩。

こうしてもう早朝から気温が高くなってくると、散歩道の風景もなんだか夏休みの気分になってくる。

そう言えばゴールデンウィークを境に、マクドナルドの白髪のおじいさんの姿がなくなった。

マリリンウォーキングリキも日増しに歩く速度が遅くなって、リードに引きずられるようについてくる。

突然左後ろから、生ゴミ回収車が寄ってきた。運転席のおやじさんが話しかけてきた。

「脚が悪いのかい?」

「そう」

しばらくリキを見つめている。

「がんばってな」

リキに声を掛けて走り去っていった。

運転席から見える早朝の風景の中、リキの姿が目にとまったのか、気持ちの良い人もいるもんだ。

昔も、昼間山手通りを歩いていると、作業服着たおじさんが声を掛けてくる。

「毎朝おっきな犬つれて散歩してる人でしょう?」

「ええそうですが」

「毎朝配達の途中でよく見かけるから」

「そうなんですか」

「毎朝たいへんだねえ」

すれ違いざまの会話です。

こんなこともあった。こちらは年配のおばさん。

「私もね、ゴールデンかってたの、でも死んじゃったのよ」

「ええ」

「犬の心は花びらなのよ、とてもきれいな花びらの心を持っているのよ」

「ええ」

「純心でただ人を幸せにすることだけを考えているのよ」

「ええ」

KAIは、話しかけやすいのかとも一瞬思うけれど、けっして周りの人間はそうは言わない。

ひげ面で丸刈りでどこかの組の幹部かってきみ、失礼じゃない。 KAI