日本の文化は心を伝える文化である

  • 投稿日:
  • by

世界通販とは、世界の隅々に向かって日本の文化となる製品を通販しようとする試みである。

いままでワールドテレショップのような、世界中の商品を日本でテレビショッピングしようと言うのと、方向がまったく逆に、日本の商品を世界中に通販する、そう言うプロジェクトです。

実はすでにこの先駆者がいます。

korin.comと言うサイトを見てみてください。このショップのオーナーは日本女性です。

すでに彼女は全米ではいくつもの賞をとって超有名人となっていますが、きっかけは乳母車で包丁を売り歩く行商人の一人の女性に過ぎませんでした。

彼女の思いは、ただひとつ、日本の職人がつくった包丁こそ世界中のシェフたちの料理づくりにかなう道具はない、ただこの一つの思いでした。

彼女のおかげでいまや、大阪堺の包丁職人たちが息を吹き返しました。

日本のあらゆるところで、こころある職人たちが、これを心待ちにしています。

世界通販は、これを実現することを約束します。

日本の職人たちのこころとはなにか、これをうまく説明するNHKの番組があります。NHKの美の壷の中のテーマは筆。

書の筆のあと、化粧の筆。これがいまや日本製の化粧筆が世界を席巻しているではありませんか。その秘密が、毛先を形にあわせてカットしてしまう外国製の筆に対して、日本国産はまったく違う。

絶妙な化粧筆の形はどのようにして作られるのでしょうか?
この道、40年。化粧筆職人の竹森鐵舟(てっしゅう)さん。肌触りの秘密は、自然の毛先を生かした形作りにあります。

これは、リスの毛で作られた最高級の化粧筆。柔らかな天然の毛がそのまま使われ美しいカーブを描いています。
毛先を切り揃えることなく形を作っていくのは、日本独自の技術です。

「揉みだし」と言われるこの作業。掌の上で毛を転がし、形を作っていきます。
手の感覚だけで顔の凹凸にぴったりとあう形を作れるのはわずかな職人だけです。

毛先をカットしないで肌の曲線にあわせて形をつくる。その後ろの毛の束を絞めて仕上げていく。毛先はリスの自然の肌触りそのもの。気持ちがいいことないわけ、ありません。

この技こそ、日本の文化のこころです。

> perry ぜひともこれを理解して自分たちの技に取り入れて欲しい。

korinの彼女に会いに、6月、KAIはニューヨークへ行きます。 KAI