今日は思いがけず、四国今治からの訪問者。
KAIがまだ20代の時から公私ともどもお世話になって、今は故郷の今治に戻って隠居生活のO川夫妻が、KAIのオフィスにお見えになる。
お二人ともとうに傘寿すなわち八十歳を越えて、合わせて164歳。KAIもこうなりたいと切に思う今日この頃^^;。
お土産の母恵夢タルトをKAIくんに渡さんと今治に帰れん、ワッハッハ。
そういえば思い出した。
今から12年前、KAIとヨッシー、T部さん、由美さんの4人で今治のO川邸におしかけ、O川邸を宿にして道後名所巡りをしたのでした。しかもそのガイド。70歳の老人が自分の車を運転して案内する。横の座席と後部座席は、朝から酒盛りで盛り上がる中、道後温泉、地ビール館、鈍川温泉、瀬戸内海の大三島神社、小島の頂にあるお寿司屋で昼食宴会、今治城吹上神社(奥様のご実家)と酒池温泉寿司三昧を極めたのであります。
以来早稲田の学生であったヨッシーは何を思ったかお遍路の旅に出て、またまたO川邸に投宿してお世話になるのでありました。
あれから12年、まことに月日の流れの速きことかな。光陰矢の如し。
昼飯を一緒に食いたいといって訪ねて見えた、O川さん。KAIはこのところダイエットではないけれど昼食をとらない。
心配かけまいとダイエット中と言い訳をして近くの喫茶店へ移動。途中奥様の歩みに気遣うO川さん。お店に入っても段差ひとつひとつに声をかける。なんとも奥優しい。
お二人にクラブハウスサンドを頼んでしばし昔話、と思いきや、いきなり話題は夢株式会社。
そのビジネスモデルをしっかりチェック。なるほどKAIくんの技術力あってのビジネスなんじゃのう。人間80歳でも最先端の技術(の本質)を、年齢関係なく理解できることに、なにか不可思議な気持ちで一杯になる。
O川さんは教育者からビジネス世界に転進し、しかし教育者時代から、女学院を英語教育に特化すると言うビジネス感覚。女子教育にとって女子生徒に自信を植え付けることの重要性を強く主張し続けた先見性。
その論文集の献本を受け、それを新潟の女子高で教師をやっている友人のY岸くんに、こんなすばらしい教師がいるんだといってそのままくれてやったことは、O川さんには内緒です。
こう言う昔話が増えてくるのは、老いの証拠。
桜並木に老夫婦を見送りながら、また希望が膨らんできたKAIであります。 KAI
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