今朝のNHK100歳バンザイ!は、またすごい百歳です。
磤地(しょうち)さんは語っている。脳性麻痺の我が子が小学校でいじめにあっている。その姿を遠くから離れて見るのは親として実につらいもんです。大学教授であった彼はこれをきっかけに私財をなげうって障害者のための学校を創ります。以来園長として半世紀以上にわたって障害者教育に取り組む、百歳にして現役の教育者です。
このおもちゃは指を動かす練習にいいんです。ほら音がするでしょう。音がすると子どもはいつまでも喜んで指を動かすんです。
学園の倉庫には、数千点にのぼる磤地さん手作りのおもちゃが並んでいる。
●百歳の「夢」
しいのみ学園創設以来、磤地さんは手作りの教材にこだわり続けています。障害の程度などによって、子どもたちが必要な教材もそれぞれ違うからです。 磤地さんは、この経験を生かして3年前から「手作りおもちゃ親子愛情教室」を月に一度ひらいています。
参加するのは、3歳児までの子どもとその親たち。長年の経験から、3歳児の親子のふれあいと教育が、その後の成長に大きく関係するとわかったからです。夢は、この教室を世界中に広めることだと語ってくれました。
医学、文学、哲学、教育学と4つの博士号を持つ磤地さん、この夢の実現のために、英語、中国語、韓国語など5ヶ国語までを習得し教室の本番前には家庭教師まで招いて猛特訓すると言う。いやはや恐れ入ります。
しかし、この「3歳児の親子のふれあいと教育が、その後の成長に大きく関係する」と言うのは、KAI自身の3人の子達の成長と照らし合わせても、その通りです。幸いにして3人ともこの時期近所にある児童教室に通って、これを実感しました。彼の思いがこの児童教室にも引き継がれていて、毎回母親と一緒になって作ったものを持ち帰ってくる子の眼はいつも輝いていました。
三つ子の魂百までを地でいく磤地さんに、百歳バンザイ! KAI
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