リキ的好奇心

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筆者が家に帰ってくるときは、ほぼ毎日なにがしらのものの入った紙袋をカバンと一緒にさげていて、それをテーブルの横に置きます。するとリキが、

「ねえねえ何これ?」

とばかり鼻を摺り寄せ、中身を確認しによってきます。

リキの餌も、ほぼ毎日同じメニューで、

「あーあ、また同じ・・・」

って表情がありありで、こいつかわいくねえ、でいつもはお仕舞いです。

これがたまに、娘が作ったカボチャの炊いたのが食べ切れなくて捨てるのももったいないと思って、リキの餌にまぜる、そのそぶりをしたとたん、今までソファーで不貞寝していたリキがいつの間にか筆者の後ろで、鼻を大きくして、いる。

ヨシ、の声とともにこれを一気に食べつくす様は壮観です。

かようにリキは、何か新しいものに極度に好奇心を示します。

実はこれは、いま手元にないので正確な引用はできませんが、以前取り上げた動物感覚−アニマル・マインドを読み解く(日本放送出版協会、テンプル・グランディン /キャサリン・ジョンソン、2006/05)の中で記述される、牛たちの行動と酷似しているのです。

そもそも動物とは、本来的にこの好奇心を持っているのは間違いありません。

人も、その動物です。

この好奇心を、いかに刺激するか。ポイントはここにあります。 KAI