立秋の台風とリキの散歩

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秋は台風と言うとおり、きのう立秋を迎えたとたんの台風の襲来。こんな豪雨でもリキの散歩はかかせません。

いつもは4時半ごろ家を出るのですが、さすがにまだ真っ暗で、朝刊を読みながらしばらく静観。少し明るくなった5時すぎに出発。

リキの散歩コースには、三つのメニューがあって、一番長いフルコース(車で実測してませんが歩測で3.6キロ)、二番目がハーフコース(同じく1.8キロ)、三番目がショートコース(0.8キロ)です。リキが4歳になるまではずっとフルコースだったのですが、4歳になってハーフコースに。これがここ1年はなぜかショートコースのみ。

胸のコブのせいもあるのですが、理由はKAIの朝の時間が取れなくなったからです。フルコース時代の会社の出勤時間は8時半。ハーフコースの時は8時前。今会社に7時には出ているので、どうしてもショートコースにならざるを得ません。

実はこれを先週から思い立ってハーフコースに戻したのです。会社に出る時間は同じく7時なのですが、散歩に出かける時間を5時半から1時間早めて4時半に変更することで実現しました。

しかし今日はさすがにショートコースです。

雨のときの出で立ちは、KAIがつばありの帽子をかぶって傘をさす以外普段と同じ。いつもどおりの場所で最初の、大量のオシッコ。なにせ1日分のたまっていたものを一挙に放出します。

しばらく歩いて歩道沿いのツツジの生垣に、顔をこすりつけるように匂いをかぐ。雨のときはこれで毛がびしょびしょになってしまう。ほどなくウンチング体制。この場所も、後始末しやすい東急目黒線の高架下の近くになるように調整するのは、6年間の散歩の智恵。雨に濡れないようにリキを高架下につないで、後始末をする。

もう雨の日は、これで十分です。ぐずるリキをせかしながら、足早に家に。玄関の軒下で、雑巾でびしょぬれの顔を赤ん坊のようにふいてやり、はねあがった泥でよごれた腹の毛をふいて、最後に足を洗っておしまい。玄関に入る前に、リキがぶるぶると水気をはらって、玄関のステップにしいたバスタオルの上で絞った雑巾で足を拭いて、一緒に3階まで階段を駆け上がります。

雨の日も風の日も、これを6年間、365日続けてきて、リキはまるで我が子です。

この6年間がKAIが会社を起こして一番苦しんだ時期であり、そして黎明が見えた時期です。その我が子を、散歩のあとクーラーの前でおもわず抱きしめると、いつもいやそうに逃げるリキは、可愛くありません。

この毎日が止むことがないよう、神に祈るばかりです。 KAI