気象庁の予報システム(2)

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報道は間違っていなかったようです。

調べたところ、気象庁の予報システムの内、3ヶ月以上の長期予報は、力学的シミュレーションではなく、単純な統計学的手法によっているようです。

いやはや情けない。

気象予報ビジネスこそ21世紀の、最先端ビジネスと考える筆者にとって、数学で身を立てようとするなら、今や手垢まみれの金融工学システムを目指すのではなく、この気象予報ビジネスの理論的世界の構築こそ、もっともやりがいのあるビジネスであると、常々考えています。

もし、半年後の世界の気候を、精度よく予測できたなら、原油価格どころか穀物の先物市場を始め、世界経済がすべて、わが手のひらの中にあります。

しかし相変わらず、精度最悪どころか本来カオス問題には(こう言った)統計学的手法は適用すべきではないし、これは百害あって一利なしの手法です。長期予報が統計学的手法とは、昔似たような現象があったかどうかの、いわゆる時空間上のパターンマッチングです。このパターンマッチングにおいて、その重み付けのないマッチングは、すべてが等しくマッチングできると言うのは、すでに30年前に証明された真理(公理)です。

つまり、予報官の直感に、見せ掛けの科学的(?)根拠を与えるだけの似非科学です。

筆者は、気象の予報シミュレーションの方法に、量子力学的手法が適用できると考えています。量子レベルの現象は、実はブラックホールを始めとしたマクロレベルの現象と同じです。この事実に気付けば、地球規模の現象をすべてマッピングする必要はありません。ヨーロッパ、ロシアに至る寒気団だけに注目するだけで日本の長期予報ができるわけです。

どうです数学を目指す若者のみなさん、半年後の世界の気候を予報してみませんか? KAI