NHKの朝の番組の再放送。百歳バンザイ。昨年これを初めて見た日の翌日、周り中の人間に、100歳になってもドイツ語とラテン語で1500ページもの論文を書きためている、すごい人がいると言って回ったその話です。今朝たまたま、またその再々放送を見て、その人が誰であるか、メモすることができました。
彼の名は、柳生亮三、1905年生まれ、100歳です。広島大学名誉教授、現役バリバリの動物学者。一人暮らし。ゾウリムシと言う原生動物に魅せられて、人生の大半を研究生活にささげる男です。
100歳で現役。筆者の夢です。仕事を続けるから100歳でもバリバリの元気なんだと、思います。
彼の毎日は、川や沼への標本採集、顕微鏡での観察、論文執筆と、フィールドワーク、デスクワークがバランスよく配置されています。1500ページの論文も、もちろん研究成果を記したものですが、後学の徒への贈り物。
さらに一人暮らしで、料理も自分で調理します。油での揚げ物の手つきなんか、堂に入ったもの。
人が生きるとは、こう言うことなんだと思います。
理屈はいらない。ただ黙々と、できることを、やり続ける。与え続ける。死ぬまでずっと。
こう言う人生を送りたい。 KAI
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