誰があなたのことを心配しているのか−−「心配力」の研究

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もしあなたがまだ若い成人前の若者であれば、間違いなく、あなたの両親、それも母親は、あなたが考える100万倍(推定^^;)、あなたのことを心配しています。夫婦であれば、相方の健康状態を気遣うであろうし、万一一方が倒れれば、そばにいる相方が病院につれて行き看病します。しかし、男も女も、相方のいない二十歳を越えた独身者はどうすればいいのでしょうか。

そんなことを考えていたら、行きつけのお寿司屋さんの大将が、酔っぱらって階段からころげて怪我した話を聞きました。もちろんまわりは心配しますが、なぜか、これが大将の日常茶飯事と聞いて、これまたビックリ。こちらまで心配になります。大将、大丈夫?

真偽は別にして、よくどうしようもない男に女は惚れるんだなんて言われますが、男も女も心配かけるやつほどひかれるのには、訳があります。それは“内なるもの”の中には「心配力」と言う引力が働いていて、心配をする、心配をかける関係こそ“内なるもの”を内なるものに保つチカラとなっているからです。

これがもし、心配しなくていい、安心する関係になったとたん、“内なるもの”は瞬間的に“外なるもの”に切り替わります。亭主元気で留守が良い、なんて言った瞬間、しっかり亭主は外で浮気をしています。つまり恋人同士でも夫婦でも、互いに“適度な心配”のある関係こそ“正常”な関係でいられるってことです。

マネーの虎も「心配力」

マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール(日経BP社、マックス・ギュンター、2005/12)と言う本からの引用です(p.17)。

第一の公理 リスクについて
心配は病気ではなく健康の証である。
もし心配なことがないなら、
十分なリスクをとっていないということだ。

給与所得者が財産を殖やす唯一の方法は、リスクをとることである。給与所得者であるあなたがもし、自分の余裕資金をリスクと言う心配のない、安心安全な預け先(定期預金とか国債とか)に入れていたら、一生かかっても財産を築くことはできません。

財産と言うマネーをあなたの“内なるもの”に招き入れ、そしてそれを殖やすには、リスクのある(心配かける)マネーを相手にしなさい、そうすればあなたが心配すればするだけマネーはあなたによって来ると言うわけです。スバラシイ公理です。

ネット社会も「心配力」

これは凄いアイデアを思いついたのですが、逆にこれを書き始めて、この2、3日サッパリ筆がすすまなくなりました。と言うことで一旦あきらめて、続きは近日公開(予定^^;)。 KAI