苦言
ERPだとかSCMだとか、はてまたCRMだとか、この業界はなんだか言ったモン勝ちの様相を呈していますが、Tim O'ReillyのWeb2.0もその典型です。ただ単に結果を言っているだけで、結局何も説明していないにもかかわらず、これに意味があると思っている人のなんと多いことか。
Googleにしてもその背景にちゃんとGFSと言う技術を持っているからここまで来れたんだし、ひるがえってYAHOO!のサーバーダウンは年中行事にもかかわらずここまで来れるのも(将来はわかりませんが)、膨大な人手による(口外無用の)編集を支えるアプリケーション技術のたまものだし、いずれにせよ、テクノロジーの背景がなければ不可能の産物です。
楽天証券がサーバー設備の増強に20億円追加投資をすると言っているけれど、いくらサーバーを二重化、三重化しても、すでに同様の対策にその何倍もの費用をかけているYAHOO!がいつまでたってもサーバーダウンから逃れられないことから、少しは何かを学ぶべきです(テクノロジーに興味のない経営者じゃそれもだめか)。
はてなも、サーバーをユーザーのID毎に分散化させているようですが、そんな技術じゃ、1000万人クラスのサービスにはとても耐えられません。今のサーバーテクノロジーでは、所詮こどものおもちゃ程度のサービスしかできないこと、だから今図体が小さい内に新しいテクノロジーへ(ただしお金をかけないで)方向転換が必要ってことに気づいてほしいものです。
で、本題
アマゾンみたいに明示的にユーザーに挑戦するか、YAHOO!のようにひそかに大量の人員をWebサービスに投入するかは別にして、ビジネスモデルと言うアプリケーションの中に、実は人をデフォルトに組み込み始めていることに、一般消費者は気付いていません。コミュニティ型ビジネスモデルとは実はそう言うことです。
このテクノロジーの本質は、ラピッドでもテスト駆動でもなく単にオンライブです。
開発者もユーザーもアプリケーションも、内なるものとして共存できる、そんなテクノロジーモデルが求められています。 KAI
(追記)なんだかヨッパで、迫力のない結論です。時間を置いてまとめますのでご容赦を。
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