ピラフとご飯と北京と日本の魚フライ(ウェンさん料理補足編)

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つまりこう言うことです。ウェンさんの料理で、今まで唯一難点は魚料理です。もちろん揚げたりしない和風仕立てはまったく問題ないのですが、どうも火をとおす料理になると、ちょっと違う。

この違いを表現する、いい言葉が見つかりました。ピラフとご飯。これです。この違いこそ、本質をついています。ごはんは、中身からなにまでふっくら、ほっかり、です。ピラフはその逆、プリコワ、パラプリ、コワプリ料理ですが、これがまさにお米と魚が一体となる感覚です。

同じ材料でも、思想が違えばまったく別物になる。きわめて示唆深い教訓です。 KAI