予知能力

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内田先生のBlogが、またまた、とばしてます。

誰にでもわかるけれど、人間の潜在能力の最大のものは「予知」である。
どのような強健俊敏なる身体能力の持ち主も、「予知」能力のある人間の前では無力だからである。

(中略)

「予知」というのは、別に特殊な能力ではない。
ある意味では誰でも備わっている。
というのは、予知能力というのはほんとうは「これから起こること」を予見するのではなく、何かを「これから起こす」遠隔操作力のことだからである。

ふっふ、ウチダくんも秘密の扉を開けたようだね。

世の中のすべてのフォースとは、実はこの予知能力です。スーパーコンピューターを使った天気予報。圧巻は天体衝突のシミュレーションです。これを連休中にNHKで見たときは背筋が寒くなりました。この仮想のシミュレーションは地球が複数の惑星の合体から生まれたことを示すもので、その内容はきわめてリアルです。

衝突により日本の国土がめくれ上がり、一瞬にして日本の国土が粉砕されます。24時間後には地球全体が千度以上のガスに覆われ、海水は干上がります。

しかしこのシミュレーションにはウチダくんの言う、『遠隔操作力』の概念が欠落しています。

この遠隔操作力とは筆者の言葉で言う、コンテクスト、当事者感覚です。

地球の合体の中で生き延びた生命のコンテクストである、遺伝子。私たちの身体の中は、実はこの壮絶な合体と言うシミュレーションの記憶を持っているからこそ、これから来る世界を“予知”できるのです。

その意味で、人は、時間軸上を生きることが、修行を積めば可能になります。

1秒間か、10秒間か、1年か、10年か、はたまた10億年か、時間軸を生きることこそ、予知と言うフォースであり、人類最強のフォースです。はてさてわたしはどのフォースに身をゆだねればいいのやら。 KAI