いったいこの感覚は、何なんだろうと昨日書きましたが、昨日ホテルに着いた後ベルビューの街を南から北へ散策しながら考え、今もずっと考えていました。
そしてこの感覚が何であるか、やっと思い出しました。幽体離脱感覚です。
思い出したと言うのも、筆者は、中学生から高校生、大学生の途中まで、数年間の間に、数え切れないくらいこの幽体離脱を体験していたからです。毎晩毎晩、自分の寝ている姿を天井から見ているのです。それがいつのまにか見ることがなくなって30年。
今回は、この逆バージョンで、精神から肉体が分離する、いわば“体幽離脱”現象です。精神はあくまで一つであるにもかかわらず、別の肉体(環境)が、同時進行で存在する感覚です。今シアトルにいる肉体が本当の肉体であり、東京にいる肉体はあくまでイリュージョンであることはわかっています。にもかかわらず、こうしてホテルの部屋で文章を書いたり、メールをチェックしていると、自分の肉体が東京にあるかのような錯覚に陥ると言うわけです。
距離がなくなるとはそう言うことだったのか。激しく納得しました。 KAI
コメント