晴れてる時の傘(の使い道)

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晴れてる時の傘と言っても、日傘じゃありません。雨のち晴れだしたとたん、雨傘貸してくれるとのことです。あって困るもんでもないし^^;、まあ借りておくことにしましょう。

事業が回り出すとそれはそれで、設備であるとか人の採用とかでF(固定費)がかかります。かといって使ったお金をそのままFに入れられるわけではありません。設備などは、一旦資産(BS)に計上して減価償却分をFにあげます。

ASPサービスにおいては、サーバーが命(のひとつ)です。サーバーも100台規模になってくると、これだけで大変な資産ですが、一方で、これらの管理が重要な仕事になってきます。メンテナンスだけでなく定期的な入れ替えを含めて、計画的に実行していく必要があります。これを1台1台EXCELなんかでやっていては商売になりません。そのためのモデルを開発する必要があります。

今回はその簡易版です。

Re=Rs−DRs+DRs+ARs
Re:期末サーバー台数
Rs:期首サーバー台数
D:サーバー更新率
A:サーバー追加率

期末のサーバー台数は、期首の台数を基準にして、交換する台数分(DRs)の増減は+−ゼロで、新規に追加する台数分(ARs)だけの増加となります。

<ASPセンター:サーバー管理モデル>:
D=0.25
A=0.3
Rs=100[台]
Re=100−0.25×100+0.25×100+0.3×100=100−25+25+30=130[台];

つまり、現在サーバーが100台あるとすると、翌年までに25台を交換し、新たに30台を追加する必要があると言うことです。そうすると1年間に購入しなければいけないサーバーの台数は55台と言うことになります。仮にサーバー1台80万円とすると、4400万円のサーバー購入資金が必要となります。やっぱり雨傘は必要でした。 KAI