ウーウェン氏の料理(31)

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麻婆なす

麻婆豆腐とか麻婆春雨とか言っても、麻婆が、そもそも何か、丁度これを理解するのにいい料理です。麻婆とは、日本のふりかけです。ちょっとグが大きい、ふりかけです。しばらくテレビコマーシャルからふりかけのコマーシャルが消えて久しいですが、ふりかけとは日本人の食の原点(のはず)です。ですからわがや含めて、いまだにこのふりかけの需要は、(ゼッタイ)大きいはずです。

と、意味深な前ぶりの、北京の酒菜、p.66。

このふりかけは、定番のとうふだけでなく、はるさめと、あとウェンさんのすすめる冷奴、えりんぎ、にが瓜、と言ったところで麻婆の素として大活躍ですが、名前の通り、いつも主役はふりかけではありません。

今回は、このふりかけが、うまれてはじめて主役になったと言う物語です^^;。ですから、なすは関係なす^^;レシピには一言、乱切りとだけあるだけです。

この乱切りしたなすは最後に加えます。

まず、牛肉を炒めて、鍋のまんなかの開けたところに豆板醤、一味唐辛子を入れて香りを出す。これを牛肉にからめて、すりつぶした花椒と、しょうゆ、酒を加えて炒め合わせる。これになす、にんにくの茎を炒めてできあがり。

この麻婆ふりかけを食すと、ごはんだろうが、なすだろうが、何でも来いです。料理とは主役はうそをつきません。 KAI