ウーウェン氏の料理(20)

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回鍋肉

まるで量子理論です。もちろんわかりやすい、良性量子ですが^^;)。なにを言いたいかワケワカメ汁^^;(多用中)でしょうが、ウェンさんの料理はほんとうにすばらしい。概念を超えています。ウー・ウェンのおいしいよ!うちのご飯の、p.81です。

回鍋肉の回鍋とは、『あらかじめ火を通した肉を鍋に戻す』ことを回鍋と言うそうですが、これが今回のウェンマジックのポイントです。

野菜とお肉の炒めものの基本パターンは、野菜→お肉です。ところがいろんなところにこの(ウェン)掟破りのレシピがあって、結果的に、ほんとうにこれでいいのかなあ、と言う料理に出会い続けてきました。このいいのかなあと言うのは、肉→野菜のパターンです。なぜそう言うパターンになってしまうのか考えると、日本のなべ料理が原因ではないかと思われます。つまり、すき焼きにしろ水炊きにしろ順序は肉→野菜ですから、これからきているのではないでしょうか。

ともあれ、本題に戻って、ウェンさんのレシピをとくとご覧あれ。(要約版です)

豚肉を酒蒸しにする(引用者注:ここだけでビックリ)。しょうが、酒、黒粒こしょうを加えて火にかけ沸騰後弱火で蒸し煮する。そのままでさます。
(中略)炒め鍋でキャベツを加えていため、油が回ったら豚肉を加えて炒め合わせる(以下略)

です。納得するでしょう?

結果、ほんとうにキャベツと言う野菜と肉のからみあいのおいしさを体感できます。 KAI

(追記)過去のエントリーを見ると逆に書いていますが、本質の意味は同じです。このあたりは次回以降に料理の中に書いていきます。