ウーウェン氏の料理(17)

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青椒肉絲(ちんじゃおろうすー)

今回は青椒牛肉絲、そう、牛の青椒肉絲です。大好きな炒めものの、p.38。

これははっきり言って失敗作です。先日の鶏のチンジャオロースにくらべて全然ウェンさんらしさがありません。で、その言い訳。

ウーさんのひと言コメント
中国人の私にとって、青椒肉絲は本にのせるような料理とは思えません。中国では誰でも作れ、誰もが食べている超日常料理だからです。そんな青椒肉絲を掲載したいという編集部の要望で、今回あらためてレシピを考えてみました。
(中略)
以上をすべてクリアすれば、手作りならではの、絶品青椒肉絲が食べられます。
と、ここまで考えて思ったのは、中国人は誰もこんなこと考えて青椒肉絲を作ってない、でした。何も考えなくても、自然に作れるご飯のおかず、それも青椒肉絲です。

と言うことで、「考えすぎ」が原因でした。

鶏の青椒肉絲の時、

他の料理本によれば肉に下味を加えてそのまま油通しする(だから最後に肉を加えて炒め合わせる)ということですが、ウェンさんはまったく違います。ウェンさんの方法は通しで説明するとこうです。

と書いたのですが、今回のウェンさんはまったく違うではなくまったく同じでした。油通しではなく鍋で強火で炒めておく違いはありますが、他の料理本とまったく同じでした。結果は、やっぱりピーマンが炒めすぎになって、牛肉も全然フルーティ、ジューシーじゃありませんでした。

ユーイチ君に鶏の時と同じレシピで再挑戦してもらいます。チャンチャン。 KAI