自己組織化するアプリケーション(第2部)(19)

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オープンモデリング記法(OML)(構想中5)

消化仕入の続きです。

■商品区分:消化仕入

<商品区分:消化仕入>:
<通販会社:1> |−−−−><<仕入先:1>>
<<仕入先:1>>|====><通販会社:2>
<<顧客:3>> |−−−−><通販会社:3>
<通販会社:3> |====><顧客:4>
<通販会社:3> |−−−−><<仕入先:5>>
<<仕入先:6>>|−−−−><通販会社:6>
<通販会社:7> |・・・・><<仕入先:7>>;

消化仕入とは、商品が自社の倉庫にあるのですが自社の在庫とはならない、いわゆる経理上預かり在庫となる商品区分のルールです。この商品を顧客宛に出荷して初めて仕入を計上します。と言うことで、通常の仕入商品と商品自体の流れは同じですが、仕入先への支払の前に、顧客からの注文とその顧客への商品の納入と言うルールが挿入されます。

■商品区分:貯蔵品

次に貯蔵品です。貯蔵品は、通販会社の例で行けばカタログが代表例です。このカタログの購入は基本的に経費扱いになりますので、仕入先ではなく外注先とします。

<商品区分:貯蔵品>:
<通販会社:1> |−−−−><<外注先:1>>
<<外注先:1>>|====><通販会社:2>
<<外注先:3>>|−−−−><通販会社:3>
<通販会社:4> |・・・・><<外注先:4>>;

■商品区分:製品

残りは問題の製品です。製品とは、完成品として仕入のない、自社で生産して販売する商品を言います。従って販売以外のオブジェクト間のお金、モノ、情報と言った流れがありません。つまりこうなります。

<商品区分:製品>:

しかしこれではルールを記述したことになりません。一体どうすればいいのでしょうか。 KAI