オープンモデリング記法(OML)(構想中4)
今回は<商品区分>と言うルールの記述です。
商品区分と呼ぶルールには、製品、仕入商品、メーカー直送、消化仕入、貯蔵品の5種類があります。これをそれぞれOMLで記述します。
■商品区分:仕入商品
製品は少々話しがややこしい(と言うか逆に簡単です!)ので、まず仕入商品を取り上げます。
<商品区分:仕入商品>:
<通販会社:1> |−−−−><<仕入先:1>>
<<仕入先:1>>|====><通販会社:2>
<<仕入先:3>>|−−−−><通販会社:3>
<通販会社:4> |・・・・><<仕入先:4>>;
通販会社は仕入先に対して発注を掛けます。仕入先は通販会社に商品を納入します。仕入先は、通販会社との間の締め日に通販会社に対して請求書を発行します。通販会社は仕入先に約束の期日までに代金を支払います。
■商品区分:メーカー直送
次にメーカー直送です。メーカー直送とは、仕入先から直接、通販会社の顧客である消費者あるいは卸先に、商品をお届けするもので、商品が通販会社を経由しません。また、メーカー直送の場合、顧客からの注文がルールの起点になります。つまり通販会社が仕入先に発注を掛けるのは、顧客からの注文を受けたからです。仕入先から顧客に商品を届けた後は、仕入商品のルールと同じになります。
<商品区分:メーカー直送>:
<<顧客:1>> |−−−−><通販会社:1>
<通販会社:1> |−−−−><<仕入先:2>>
<<仕入先:2>>|====><顧客:3>
<<仕入先:4>>|−−−−><通販会社:4>
<通販会社:5> |・・・・><<仕入先:5>>;
■商品区分:消化仕入
この消化仕入は話は簡単ですがルールの記述に工夫が必要です。
<商品区分:消化仕入>:
<通販会社:1> |−−−−><<仕入先:1>>
<<仕入先:1>>|====><通販会社:2>
<<顧客:3>> |−−−−><通販会社:3>
<通販会社:3> |====><顧客:4>
<通販会社:3> |−−−−><<仕入先:5>>
<<仕入先:6>>|−−−−><通販会社:6>
<通販会社:7> |・・・・><<仕入先:7>>;
この説明は次回に行います。 KAI
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