自社Blog対応の彼我

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久々にCNETの翻訳記事デスク / 今日のみどころを覗いてみたら、なかなか面白いコメントがあるじゃないですか(今日の見所と言う割に1月27日から更新なしですが・・・)。

 遅まきながら、われわれも・・・と考えたMicrosoftが12月1日にMSN Spacesを公開した。と、その直後から批判的なコメントが登場し始め、おかしな検閲フィルターを使ってるんじゃないか、というBoingBoingのXeni JardinのログがあのDan Gillmorのブログで紹介されたあたりから、すっかりMicrosoftの手には負えない状態になった。

 そこで、これまでのMicrosoftなら、単なるかすり傷と受け流す「会社らしい」対応をとっていたのだろうが、今回はちょっと違った。つまり、毒を以て毒を制すではないが、自前のブロガーをたてて、この混乱状態に対応した("But this time Microsoft deployed one of its important voices to talk back: not Bill Gates or Steve Ballmer, but Robert Scoble."と原文にはある)

そんなことで、この「自前のブロガー」というのが冒頭で触れたRobert Scobleである。"deployed"というとなんだか社命で動いているようだが、実際のところはこの人物がブログに書く内容を会社側が許容している、といったところか。

この結果、

 さて。
 肝心なのは、こういうブログが公開され、有名になっていることからくる勤め先への影響で、この記事では"Scobleizer has given the Microsoft monolith something it has long lacked: an approachable human face."(「Scobleizerによって、Microsoftという巨大な組織に長い間欠けていたもの--近付きやすい人間らしい相手が現れた」くらいの意味か)とし、またScoble本人の"I get comments on my blog saying, 'I didn't like Microsoft before, but at least they're listening to us'."(「私のブログには『これまでMicrosoftが好きになれなかったけれど、少なくとも連中がオレたちの言うことに耳を貸している(ことは分かった)』というコメントが付いている」の意)という発言も載せている。

 さらに、Scobleの"The blog is the best relationship generator you've ever seen"という考えにBill Gatesも賛成だそうで、"People see them (public blos like Scobleizer) as a reflection of an open, communicative culture that isn't afraid to be self-critical."というコメントも添えている。

と言うことで、なんだかとってもうまく運んでいる様子です。

これに比べるのは何ですが、So-netの平社員日記

こちらはせっかくのO原と言う社員の奮闘が空回りしてしまって、当初に比べて今では全く元気がありません。

自社Blogに対する対応一つで、まるで結果が違ってくるもんだと、大いに勉強になりました。 KAI