ここんところ考えないといけない案件が山のようにあって、Blogでの論考に時間が割けなくなっていますが、気になるエントリーがありましたのでコメントします。
いつもの渡辺聡さんのBlog「検索を再定義する」からの引用です。
一言で書くと、サーチの利用履歴から導き出したページのお勧め、Amazonサイトでいつも経験している本のお勧めのサイト版となる。Bloglinesに実装されているBlogのお勧めやAmazonのレコメンドにしても、いつもいつもホームランとは行かずとも、そこそこ使えるリストを提供してくれている。サイトについてもある程度熟成が進めばそこそこなものは提供されるに違いない。
A9が伝えたいメッセージの一つが、「ボックスに何か単語を入れたら情報のリストが出てくる、検索とはただそういうもので良いのか」というものではないかと考えている。
このエントリーに対して、磯崎さんがトラックバックしていて、このサーチエンジン周りの時代の背景を「知恵の晴れ上がり」と言うすばらしい言葉で説明しています。
この考え方は、私がサーチエンジンに関する一連の論考の中で「サーチエンジンの大航海時代の幕開け」と表現していることと相通ずるものです。
問題は、一デスクトップのパーソナライズにあるのではなく、その検索者たる人間のシソーラスそのものの記憶と補完、および、サーチエンジンによるシソーラスを使った編集の中にあると言うことですが、時間ができ次第詳細をエントリーしたいと思います。 KAI