ゲーム業界沈滞打破パート2

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昨日のゲーム業界の話の続きです。

今から10年ほど前、東京タワーの近くのとある居酒屋で、友人と飲んだときの話です。その友人と大の親友である任天堂の宮本さんが丁度居合わせて、3人でゲーム業界について侃々諤々話をしました。私の友人も皆さんよくご存じのゲームクリエイターですが、宮本さんも入って、ゲームの第一線で活躍している方の話は刺激的でした。

その場で、私はあるアイデアを宮本さんに披露しました。

当時、私はOGI(オープン・ゲーム・インターフェイス)なる概念を導入して、ゲームとゲームが相互につながって機能する(遊べる)仕掛けを考えていたのですが、このアイデアを宮本さんにぶつけたのです。宮本さんはニヤっとしたまま、何もコメントしてくれません。うーん、だめか。その場はその話はそれで終わったのですが、それから1年後に、あのニヤっの意味を知ることになります。

ポケモンだったと思いますが、赤外線でゲームとゲームが情報交換を始めたのです。

私が構想した世界はまるで違う世界でしたが、ポケモンを見た瞬間、あのニヤっの意味が理解できたのです。

ここでゲームが大きく変わり始めたように思います。今まで、長い間、ゲームというものは、0:1、1:1、2:1、だったものがここで初めてn:1のゲームが登場したのです。本来私の夢は、異種格闘技選手権だったのですが、同一門下、別部屋での混合戦がここにきて初めて実現したのでした。(バーコードバトラーも同時期だったかと思います)

まさに、ゲームが花札の延長線上からネットワークゲームに進化した瞬間です。

昨年末宮本さんが参加したイベントがあって、やっぱりゲームの原点は1:1であると意を強くしたしだいです。

n:1のネットワークゲームを含めて、具体的な沈滞打破のシナリオは明日書きます。 KAI