楽天にとっての脅威はヤフーではなくFroogle

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Froogleを眺めながら先日の黄金方程式の中の、新規(モール)の部分を、新規(検索エンジン)にできないかあれこれ考えています。

カテゴリーをクリックすると、右側にアドワーズ広告のSponsored Links欄が表示されます。このアドワーズ広告で、モールのキャンペーンと同じような効果を実現できるのでしょうか。

今、楽天へ行くと父の日のキャンペーンをやっていて、先頭に明太子のふくやが出ています。更にオリジナルジッポープレゼントのキャンペーンもあります。お酒を贈るキャンペーンを開くと、それぞれお薦めのお酒が表示されます。

アドワーズだとこれはどうなるか。トップページには広告がありませんので、それぞれカテゴリーを選ぶかキーワードで検索するしかありません。こちらはGoogleですが、「父の日」というキーワードで検索をかけると、イオンのギフト、マスノスケのサーモンなどなど、ここでやっと広告のお店を開くことが出来ます。これ以降は楽天とまったく同じように新規客を誘導できます。

これは何を意味しているかと言うと、キーワードで検索している限りモールの中での検索およびキャンペーンは越えられないという証左でもあります。ここにおける決定的な違いは、楽天はキーワードが入力されない顧客も捕捉可能ですが、検索エンジンには(少なくとも今のところは)それができないと言うことです。

では、Froogleのトップページにキャンペーン広告を入れられるようにしたらどうでしょうか。

これはもう立派なモールのキャンペーンと同じです。

ということは、近い将来楽天にとって脅威となるのはヤフーではなくFroogle!?。

次回以降この仮説を検証してみたいと思います。 KAI